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Zoom疲れの日々

覚え書き

連休も終わりましたけど,緊急事態宣言が今月末まで延長されたこともあって,テレワーク主体の方も多いかもしれません.私も普段は片道でも1時間以上かけてお会いしていた方々とオンラインで打ち合わせしたりしています.確かにノンバーバルコミュニケーションが取りにくいからでしょうか,Zoom疲れなども感じています.まだお互いのマナーや文化が確立できていないからだと思うので,そのうち慣れることと期待しています.いずれにせよ,電車移動の疲れとは比較になりませんね.通勤はもちろんですが,新幹線での長距離移動など,苦行以外の何者でもなかったと今ならわかります.私は大分に行くときはソニック号に乗るのが楽しみではあったのですけれど,正直あの揺れは辛かったです.JR東海とかJR東日本は向かう所敵なしと思ってたのですが,今後は出張する人が減っていくのは間違いありません.元から必要ない会議はやらないようにとか言われてましたけど,会議そのものも厳選されていく流れは止まらないでしょう.ありがたいことです.

画像処理の技術開発に従事し,かつデータ分析を趣味とするものとして,今後の流れを予想するに,色々ワクワクすることあります.例えば,昼過ぎの会議でついウトウトしてしまうことあると思いますが,画像処理で顔や動きを判断してアラームを出すとかできそうです.大学の講義なら,眠っている学生にフラグを立てて,先生が個別に注意をするなんてことも可能かと...思ったのですが,こんな商品も売られていました.これはAmazonでも売ってますが,レビューを見ると粘着力が弱くて使い物にならないとか.

オンライン化されれば,会議もモデリングできるはずです.音声認識とテキストマイイングとを併用すれば,会議の成果における個人の発言の寄与率なんてのも出てきそうで恐ろしいですね.現時点で自動音声入力による文字起こしなどもできるので,少なくとも出席者の発言率などは今すぐにでも出せるはずです.今後は貢献もしないし,発言すらしない人には,会議の招集がかからなくなったりして.一歩進んで,会議の進行などもAIにやってもらえないでしょうか.オンライン会議のあの決まりの悪い間をなんとかしてもらえればありがたいです.「皆さん発言無いようですので,誰々さん現時点での発言率低いので,何かご意見ございませんか」など...議題が逸れたら,それを修正してくれるAI司会者はぜひ開発してもらいたいところです.

会議だけでなく,セミナーの類もオンラインセミナーへの移行が一気に進みそうです.この前開催予定だったJMPer’s Meeting延期になって,その後に開催を計画していた『JMPで始めるデータサイエンス』の出版記念セミナーも開催時期未定になってしまいました.今の事態が一時的に収まったとしても,六本木で多くの皆さんを集めてイベントをやるというのはもはや現実的ではないのかもしれません.そこで,まだ計画段階ですが,上記のセミナーをオンラインで実施することを考えています.SAS社も「JMP On Air 日本版」を開催します.ここにもスケジュールを書いておきますね.私も実名で参加しますので,見かけたら声をかけてください.

5月12日(火):JMP 15の新機能紹介
5月13日(水):官能評価で役立つ、新機能の紹介
5月14日(金):グラフビルダーでウエハーマップ
5月19日(火):JMP Proによる関数データの分析
5月20日(水):対応のあるデータの解析
5月21日(木):信頼性データの分析 入門
5月26日(火):t検定再入門:t検定は何を検定しているのか?
5月27日(水):JMP Proによる正則化回帰
5月28日(木):反復測定のデータ解析

私がセミナーをやるとすれば,これと同じような感じでできればと思ってます.ただ,私はZoomでやります.動作が軽いのが最大の魅力なのと,Macと相性が良いように思うからです.セキュリティの脆弱性が色々言われてますが,対処も進んできていて,最近出されたNSAのレポートを見る限りでは,Webexやteamsと遜色ないようです.ご存知かもしれませんがZoomはWebexの開発者がスピンアウトして作ったソフトなので,やはり新しさを感じます.JMPもそうですが,由緒あるソフトが一度は直面しなければならないのが,ワークフレーム刷新です.古くからのJMPユーザーとしては今のままにして欲しいと思う一方で,他のソフトなど使うとオッと思うことも多くなってきたのは事実です.JMP Liveなども今後に期待したいですね.今まで色々と思っていたことができるようになりそうで楽しみです.

総長補佐の肩書きもお持ちの東京大学の稲見先生がTwitterで言われていましたけど,東大の駒場の学生が本郷の講義を聴講したりとかもう始まっているそうです.大学連携単位互換制度もうまくいくかもしれないと言われていて,こういう今まで構想だけはあったことがどんどん現実ものとなっていくかもしれません.

それでは本日はこんなところですいません.

統計的問題解決研究所

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