データ捏造を見破る(続き)
本日は先週の続きです.「パターンを調べる」を使ってデータ捏造の痕跡を調べることができたけど,その際,設定項目の「値」のことろに「先頭文字と末尾文字」というのがあるのに気付いた.これは,もしかしたらデータがBenfordの法則に従っていることを調査できるのかと思ったら,ビンゴでした. Benfordはアメリカの物理学者で,彼が見つけた数値データの先頭の数字の出現頻度についての法則はBenfordの法則と呼ばれてます.データがべき乗則に従うという前提はあるけれど,たいていの実測データでは,先頭の数字の出現頻度は1が最大で,数字が大きくなるに従って低下していくというもの. それによれば1の相対出現頻...