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2022-01

統計リテラシー

コロナと統計リテラシー

Appleの2021年12月25日締めの2022年会計年度第1四半期の業績が発表されました.売り上げが1239億ドル(約14兆3000億円)と前年同期比で11%も増加して過去最高です.古くからのAppleユーザーとしては嬉しい気もしますが,この中で日本市場だけ落ち込んでるんです. そもそもアメリカに比べると5分の1以下のマーケットだったのですが,それでも,1年前までは中国と日本を除いたアジア全体のマーケットと互角でした.それが,今回の発表では日本市場の方が3割ほど小さくなってます.Apple製品は高いのは事実なので,それを買うだけの余裕が亡くなってきたのでしょうか. 他の...
実験計画

実験計画とハンデキャップ その2

ここのところ時間に追われてゆっくりブログを書くことができないでいます.画像とかスクリーンキャプチャも入れたいところですが,その時間がありません.しばらくの間,2週間に1回に頻度を落としてでも継続はするつもりなので,気の向いた時にでもお立ち寄りください. 先週は実験計画を実施する技術者がハンディキャップを背負っているときについて考えました.ハンディキャップは,周囲の理解という環境面と費用や時間の欠如といったリソース面に分けて考える必要がありますが,先週は環境面のハンディキャップに対する対策について書きました. ようするに,言葉は悪いですが騙してしまえばいいんです.実験計画という言葉...
実験計画

実験計画とハンディキャップ

実験計画に失敗は欠かせないという趣旨のことを書いたけど,もう一つ欠かせないと思っていものがあります.それはタイトルにあるようにハンディキャップです.ともに逆風という意味では同じですけど,ハンディキャップには生得的なものというイメージがあります.ここでは,生まれながらのということの意味は,上司や会社との関係性で実験計画が実施しにくいということと解釈してください.このハンディキャップを乗り越えたところに成功があるということでは,失敗と同じです. 西村由紀恵というピアニストがいます.演奏者としてだけでなく作曲家として素晴らしい作品をたくさん書かれています.名前は知らない人でも彼女のメロディは...
実験計画

なぜ日本でDOEは流行らないのか?

昨年のSummitでは,なぜ日本でDOEが流行らないのかということを考えてみました.3つほど理由を挙げたわけですけど,この年末年始にもう一つ思いついたことがあります. それは「失敗」を恥とする文化にあるのではないかという考えです.失敗の責任を厳しく問われ,その償いもすべきであるというのも日本では当たり前のことと受け止められています.要するに日本では,「失敗」は悪なのです.ところが,世界特に米国では状況が異なります.ヘンリー・フォードの「失敗はより賢くやり直すためのチャンスである.」という言葉が語っているように,失敗はチャンスなのです. DOEとは言うなれば失敗を効率よく繰り返し,...
統計リテラシー

今年もよろしくお願いします

最近ブログに時間が取れなくなってきたんですけど,週一の更新はキープしたいなと思ってます.今年は今まで以上に「統計リテラシー」ねたを書いていこうというのがニューイヤーレゾリューションです.できれば,kindleで出版してみたいと考えてます.一般の紙の書籍の魅力も価値も軽んじてはいませんが,内容がすぐに古くなるコンテンツは向かないと判断しています. 統計リテラシーのねたは,ほとんど毎日のようにあるのでコンテンツには困りません.例えば,少し古いですが,米感染者が累計5000万人突破、英で初のオミクロン死者 という記事を読めば,いかに世の中には不完全な情報がもっともらしく配信されているのかわか...