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2018-10

書籍サポート

等高線を読む際のヒント

紅葉の季節が近づいてきました.どこかに山登り(といっても本格的な登山ではないです)にでもいこいうかなと地図を眺めていて思ったことを本日は.「モデルのあてはめ」は実験データを表現する数式を導出してくれるJMPの代表的な機能です.ですから,モデルとは数式そのものを指しています.一方,モデルには日本語で模型という意味もあります.わたしはモデルを考えるときは常に模型のイメージを大切にしています.模型といっても,いわゆる工作模型の類です.応答関数の性質やその挙動を把握するのには実験データを仲介としてシステムを模型化するという考え方が重要です.この意味では,予測プロファイルよりも曲面プロファイルの方が直感...
JMP

中国のSummit(Discovery Summit China 2018)

いよいよ今年のDiscovery Summit Japan2018も来月に迫りました.わたしは今年もコミッティメンバーとして参加します.ここを読まれているかたで参加される方がいらっしゃいましたら,ぜひ当日声をかけてください.今年のユーザーセッションは全部で20ありますが,発表者の所属やタイトルからラフに分類しますと,アカデミック系が4件,薬学関連が5件,SASからの発表が3件,その他が4件で産業分野からの発表が4件となかなかバランスが取れているようです.AGC(株)旭硝子からの発表は要旨を拝見するに,純粋な製造分野のご発表ではなさそうなので(もちろん発表は楽しみにしてます),これを数に入れなけ...
統計リテラシー

統計リテラシー

「統計リテラシー」についてお話することが度々ありまして,以前よりネタを目にするたびに拾い集めています.「Stat Spotting」同様,趣味みたいなものですが,自らの「統計リテラシー」を鍛えるのに役立っています.といっても,話そのものは当たり前なので,わざわざブログに取り上げる意味はないのかもしれません.一月ほど前にNEWSポストセブンで拾った記事ですが,女性セブン2018年9月27日号によれば「自宅の蔵書多いと子供の算数の成績が上がる、新聞も重要」ということだそうです.全国の小学6年生と中学3年生の200万人を対象に,毎年実施されている「全国学力テスト」の2017年度版の結果が7月末に公表...
覚え書き

話術の話

今週は依頼を受けて某所で「統計リテラシー」のセミナーを開催しました.本来のわたしのスタイルは実験計画などの事例指導を兼ねて,自らも技術者の一員として一緒に問題解決に挑むというものなので,通常はセミナーなどを自主的に実施することはありません.もちろん,要望があれば,実習形式のセミナーでJMPの操作なども教えたりしていますが,単なるセミナーはあまりやりたくないのです.講演するならば他にもっとうまい人がいるし,そもそも人前で話すのが苦手だからです.よく「そうは見えない」と言われますが,いつも人前で話すのはとても緊張します. ロバート・ライト(2017)『なぜ今,仏教なのか』早川書房によれば,お釈迦様...