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COVID-19

覚え書き

jmp戦闘性?

東京のコロナ感染者数の発表は今日から1月3日までお休みなのだとか.HPに日々の数値は掲載されるそうだし,少しでも関係者の皆さんの負担を減らして,お正月くらいゆっくり休んで頂くのは良いことですよ.そもそも感染者数を毎日発表する必要もないと思うんだよね.そもそも感染状況の指標としては,感染者数よりも実効基本再生産数のほうが信頼できるし,その定義から変化はゆっくりになるので,いたずらに心配性の人がパニックを起こすこともないと思う.確かに,「COVID-19重症者におけるECMO装着数の推移」を見ても,現時点で日本全体で59件でそのうち9件が東京都だから,確かに感染は拡大している.実効基本再生産数と...
JMP

インフルエンザ様のこと

コロナ第三波と言われて久しいけど,なかなか歯止めがかからない.実効再生産数も1を切りそうで切らない日々ですね.それでも,東京に限れば,昨日は1を切ってます.またすぐに1を超えると思うけど.この繰り返しで,いわゆるテラスに載っている状況です.そんな中で,個人的にようやく感染拡大に歯止めがかかってきたとも思えるのは,「COVID-19重症者におけるECMO装着数の推移」を見て,なんと久しぶりに0人だったからです.0人は7月29日以来ですよ. もちろん,東京は0人になったとはいえ,全国では36人とまだまだ多い,でもピークは過ぎています.おそらく東京の感染状況が地方に伝搬するのに時差があるため...
JMP

ファクターXを探してみる

コロナ感染者増加で医療崩壊とか各方面で騒がれてるけど,誰かも言ってたように,崩壊という言葉は適切でないですよね.医療崩壊の定義が明確じゃないので,コロナ初期のイタリアのような状況(患者が廊下に放置されていたとか聞きます)になるののか,と誰もが思ってしまから.医療側の定義としては,そこまで破滅的なものではなくて,感染者が増大して医療サービスに大きな負荷がかかることで,その他の(通常の)医療サービスが提供できなくなることを医療崩壊と呼んでるみたいだけど. 医療の負荷が増大するって言ってもインパクトが小さいから,医療崩壊という怪しい言葉を使ってるのかも.マーケティングにFUDっていうアンチ・...
統計リテラシー

アルコール消毒について考える

コロナが社会の仕組みにもたらした変化はいろいろある.リモートワークとかキャッシュレスへの半強制的移行とかが大きいところだけど,あまり関係ないという人もいる.リモートワークの普及は仕事の性質によるところも大きくて,営業さんがリモートワークってピンとこない.リモート営業なんて言葉も出てきたけど,実態はなにやってんだろ?知っている営業さんは,カタログの入った重い鞄を持って,一日のほとんどが移動だと言ってた.そのときはじめてパイロットケース(フライトケースとも)というものの存在を知ったっけ.対面コミュニケーションスキルも移動の手間もなくなれば,何をしたのかという実績だけがそこに残ります.これからは,...
覚え書き

先を読む話

まだまだ暑い日が続いていますが,いかがお過ごしでしょうか.いつになったら涼しくなるかと東京の10日間天気を見れば,まだしばらくは最高気温が30度以上で最低気温も25度以上の日が続くようでがっかりですね.実は,今年の夏は冷夏になるのではないかと,東北の古老が言っていたのです.7月に台風が一つも発生しなかったりして異常とは言われていましたが,過去の経験では,こういう年は不作に見舞われるのだそうです.気象庁の長期予報では猛暑であるとなってましたから,どうなることかと期待してました.古の知識が現代の科学技術を凌ぐというようなドラマチックな展開もあり得ただけに,科学的な予測に軍配が上がって内心ほっとして...
JMP

アオサとかキャベツとか

コロナ流行の初期に,感染防止に有効とされる食品がメディアに取り上げられました.覚えてますか?私の記憶によれば,納豆とかアオサとかがありました.アオサは某大学が公式に発表したものの,その研究のスポンサーがアオサのサプリを販売している会社だったことも問題視され,大学側が取り下げたはずです.一番問題だったのは,インフルエンザウィルスを使った実験結果でヒトコロナウィルスに対する増殖抑制効果を議論したことでしょうか.私のような素人でも乱暴と思いましたが,大学側の言い訳では,「ヒトコロナウィルスを含む各種ウィルスで効果があったから,新型コロナウィルスにも効くんじゃね.」としか言ってないのに,勝手に「新型コ...
統計リテラシー

コロナ時代のメディアリテラシー

最近の報道ではコロナ対策についての主張が二極化しています.以前から言われていた,コロナなんてただの風邪という意見と,現状の危機を認識しPCR検査を積極的に実施して,感染者を炙り出すことで,部分的にでもコミュニティをロックアウトせよという意見です.それに誘導されてでしょうか,私たちの間にもある意味対立が生じてしまっているのは残念なことです.二週間後には日本はどこどこの国のようになる・・・という従来からのマスコミの基調に乗せられている人々もいる一方で,渋谷ではクラスターフェスとかいうノーマスク,ノー自粛を標榜する団体の催しが開催されたりしています.そもそも,医療や政治あるいは経済の観点だけから最適...
JMP

また抗体検査の話

一段と世の中が騒がしくなってきましたね.そんな中で菅,今日もブログだけは平常運転でいってみたいと思います.そうはいっても,特に書くこともないので,先週に引き続き,時事ネタを強引にJMPと紐付けてるという恒例のチャレンジをしてみます.先週は,横須賀市のコロナ抗体検査の結果の解釈に,統計的でもないのに「統計的に」という枕詞をつけるなと文句を言いました.そもそも「統計的に」という言葉をつける言説には,騙されるなという警告の意味があると解釈しています.さて,最近は,様々な自治体で同じ試みが実施されているようです.数日前のニュースでは宇都宮市でも無症状者を対象に抗体検査を実施したようです. ...
JMP

統計リテラシーと抗体検査

今日読んだニュースによれば(今日のニュースではありませんけど),インテルが7nm半導体の技術開発が予定より6カ月遅れていることを明らかにしたことで,株価が1割近く下がりました.Mac搭載のCPUとして毎日お世話になっていますけど,つい先日もAppleがCPUをインテル製から内製へと移行していく方針が発表されたばかりです.自社の製品開発のロードマップを他社の開発の遅れに妨げられないようにすることが目的と言われています.おそらく,インテルも今後は外部への生産委託を拡大する方向へ舵を取っていくことになると思いますが,同じ業界に長いこといて,かつての同僚のアメリカ人なども働いているので他人事のようには...
JMP

K値について思うこと

一昨日に開催されたJMPの製薬業界向けWebセミナー「非臨床研究者のための統計解析入門」を聴講しました.私にとって馴染みの薄い分野なので,あまり使わない機能を紹介して頂くのは勉強になります.そもそも非臨床研究というのが聞き慣れない言葉だったのですが,話を聞くと動物などを使った医薬品の薬効や安全性の検証試験である前臨床試験のことなんですね.最近では非臨床試験と呼ばれていることは知りませんでした.非というのは良い響きではないのですが,おそらく英語のNon-clinicalを直訳したのでしょうか.工業分野の実験計画とは大きく異なって,試験の手順や分析方法,信頼性検証に至るまでがガイドラインでガチガ...
JMP

ポストコロナの適者生存

5月,6月と開催されていたJMP On Airも今週で終了となりました.コロナ期間中は自宅で楽しみながら勉強させていただきました.あらためてSAS社の皆様にお礼をしたいと思います.第一回の開催ではまだオンライン視聴に慣れていなかったということもあって,少しドキドキしてスタートを待ったのは良い思い出です.1時間もヘッドセットをつけているのは辛いので,スピーカーから音を出しても邪魔にならない場所に移動して視聴していたのですが,当初は自宅の通信状態が安定せず,時々音声が途切れがちになったりして苦労しました.自宅のWifiは5GHzと2.4GHzを使い分けているのですが,調べるとその切り替えが物理的...
JMPではじめるデータサイエンス

検査の損益に付いて考える

先々週のブログで,PCR検査は検査というよりも,仮説検定と同じテストであるとみなすべきと書きました.もちろん,同じテストだと言っても,確率に基づいた判定ではないという点では,仮説検定とは厳密には違います.ではありますが,試行の結果(イベント)を真実と判断結果の四分割表に割り当てる手法であると緩く考えるとPCR検査の実態をより深く理解することができます.4つの領域は「あたり」と「はずれ」が半々ですが,このうちの2つの「はずれ」が意思決定手法としての評価に特に重要です.仮説検定では,それらを第一種の過誤と第二種の過誤と呼ぶわけですが,この命名では両者の違いがわかりにくいと思いませんか.英語でも,...