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統計リテラシーのセミナー

統計リテラシー

自粛してたわけじゃないんですけど、連休中は結局どこにも行かずじまいでした。この時期になると、新人研修が始まって、私もいろいろとお手伝いすることがあり、その準備に追われていました。その中でも一番大変なのが「統計リテラシー」のセミナーでしょうか。ワークショップ形式でやるので、まる1日かかります。グループ討議を挟むとはいえ、一日中話し続けるという落語家のような毎日なんです。

とはいえ、私にとって得るものも大きいので、楽しみなセミナーです。今書いている本の次は、このセミナーの内容を執筆しようかなどとも考えてます。何しろ、ネタは尽きぬほどあるので。ネタが豊富なので、内容は毎年少しづつ変えています。やはり日常生活に近いところから題材を選んだ方が納得しやすいと思うんです。3年前のセミナーでは、初めてPCR検査を題材にしました。今年で3回目です。思い起こせば、私たちがコロナに翻弄されてもう3年以上になるんですね。

イベルメクチンについて言及する部分があるのですが、初回は誰もイベルメクチンを知りませんでした。昨年はチラホラ知っている人が増えて、今年のみなさんはどれだけ知っているのか挙手してもらおうかな。当時はイベルメクチンの有効性は不明、どちらかというと大規模な臨床データではポジティブな結果が出ている、という状況でした。ご存じのように、今年になって、その有効性は明確に否定されえたわけです。

イベルメクチンの有効性についての記事の信頼性を考える、というコンテンツなんですが、その後に有効性があるという前提で解説していたので、少し困ってしまってます。いっそのこと、ここは開き直って、統計リテラシーを働かせてもデータに捏造があっては太刀打ちできない、というロジックにしようかな。無理筋でしょうか。

それでは。

統計的問題解決研究所

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