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MacBookが故障した話

書籍サポート覚え書き

先週の金曜日にJMPer’s Meetingで使ったMacBook Proですが,なんと翌日の土曜日に故障してしましました.先週のブログを書いているとき,なんか今日はタイプミスが多いなと思っていたんですよね.前の日の疲れからと思っていたんです.症状は「nキー」が二度打ちされてしまうというのもので,ローマ字入力なので,例えば「なんです」とタイプすると「nなんです」となってしまいます.調べたら,MacBook Pro (2016 以降) のキーボードには埃などが隙間に入って動作不良を起こすというトラブルがあるようです.MacBook や MacBook Pro のキーボードのお手入れ方法などという公式文書も公開されているくらいです.この本体を75度傾けるという指定がなんとも奇妙ですね.(分度器なしに正確に75度を知るにはどうすれば良いのかを考えること数分.正三角形を描いて60度を作り更にそれを4等分すれば良いことに気づきました.)面倒なので,おおよそ75度で書いてある通りに処置しても改善せず.最後の手段でAppleのサポートに連絡して持ち込み修理の予約をしました.

幸いなことにこのトラブルはApple側が認識していて無償修理の対象となっていました.そうでなければ,正確な額は忘れましたが,5万円以上かかるのだとか.この無償修理は購入から4年という制限がありますので,MacBook Proのユーザーの方はキーボードの調子がおかしいなと思ったら様子見をせずに動いた方が良いです.因みに,その後に知ったところでは,第三世代のバタフライキーボードでは対策されているという噂もあるようです.

サポートには最長1週間と言われたのですが,なんと中1日で修理品が輸送されてきました.それで本日はこれからバックアップデータをもとに戻すところです.言い訳が長くなりましたが,そういうわけで,本日のブログで書く予定だった「DOEを成功させるためのヒント」の最三回は来週に回します.三番目がなんだったか忘れてしまったので.そもそもあのヒントは「統計的問題解決入門」を執筆したときのドラフトがもとになっていて,全部で30以上もある中から今回の講演のために7つ(追加分を入れると8つ)を選んだものなのです.先日SAS社から参加者の皆様のアンケートをフィードバックしていただいたのですが,この7つのヒントが好評でした.そういうわけで気を良くしてこの企画は続けますが,今週は上記の事情により休載します.

これだけですと物足りないので,問い合わせを頂いている「事例検討会」について補足します.正式にはHOPE事例検討会と呼んでいて,高橋先生が主催されているHOPEアドインを使った事例検討を研究するという集いです.その場ではHOPEアドインのライセンスがもらえるだけでなく,使い方の指導もしています.JMPユーザーであれば,参加資格は唯一自分の事例を落ち込むことです.あの場ではデータが必要と言ったかもしれませんが,それは正確ではなくて,これからどのような実験計画を組めば良いかの相談であっても構いません.その場合に必要なのはデータではなくて事例の背景です.その際,細かい技術内容は不要です.正確である必要もありません.データは実験した後に持ってきていただき,HOPEを使った最適化を試みるという流れになります.この場合も,因子名や水準値はマスクして構いません.とは言っても,社外発表等の承認手続きが必要になる会社もあると思いますので,そこらへんはメリットとデメリットを秤にかけてご検討をお願いします.現在,隔月で実施している検討会ですが,今後は毎月実施する予定ですので,最短では一月で問題解決できるかもしれません.

因みに,MCDAアドインはこの検討会では対象外です.MCDAアドインは「統計的問題解決入門」の読者に多目的最適化の醍醐味を味わっていただけるように企画したものなので,SAS社でも事例検討会でもサポートしていません.HOPEアドインと違って,MCDAアドインはJMPネイティブのモデリング(モデルのあてはめ)を使いますので,そのぶん機能はシンプルですがHOPEアドインとはアプローチが異なるので注意が必要です.先週のJMPer’s Meetingの後に,早速本書を購入してMCDAアドインをダウンロードしてくださった方もいるとSAS社の営業の方に聞きました.その方がこのブログをご覧になっているかわかりませんが,不明な点あれば直接このブログのコメント蘭でお問い合わせください.事例相談等についても,できる範囲で協力します.東京近辺の方であれば,SAS社の会議室を借りて,直接お話しすることもできるかもしれません.

本日は雑記でした.これからバックアップを復元します.それではまた.

統計的問題解決研究所

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