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統計本の執筆

JMP

なんとかブログ続けてます。今週が仕事の山だけど、それが終わると次の山がまたやってくるのが辛いところです。統計本の執筆はその合間にやってるけど、ようやく本文が完了して、今はJMPの図版をDTPにかけたり、数式を入れたりしてます。これからが作業なので大変ですが、まあ順調かな。

いつもは句読点を『.,』にしてるけど、当分はこのブログも『。、』にします。デフォルトの変更が面倒なので。今度の本の対象は理系の人ではないので、人によっては『.,』だと奇異にうつるらしい。他にも「対応のある」とかの言葉とか、「なになに従う」といかいうのも専門的な日本語なので、最初のうちはできるだけ避けるように配慮してます。だんだん「専門的日本語」に慣れてもらえらばいいなと。

図版の一部にJMPの出力を使ってるけど、今回は全てトレースをかけて、それとわからなくするつもりです。Adobeのイラストレータというソフトを介して、選択ツールのコピペをしてるんだけど、それで気づいたのは、JMPのグラフってダイナミックに生成されてるんだということ。データテーブルと繋がっているグラフなんだから、考えてみれば当たり前のことですね。イラストレータ上ではその仕組みが目で見えるようになるので、非常に複雑なレイヤーで構成されていることがわかります。このため、図版として入れるグラフに簡単な修正をすることができます。

MacでJMPの図版をコピペするとうまくいかないことがあります。例えば、Iris.jmpの「がくの長さ」のレポートをワープロソフトにコピペするとこうなります。数値出力はテーブルに組み込まれていて、これはこれで便利なんだけど、グラフがコピペできません。

Windowsなら書式を無視してpng等のフォーマットにすることができるけど、Macでは何らかのソフトを介するしかありません。だけど、再現性がなくて苦しんでました。なるほど、JMPのグラフがダイナミックに生成されているという仕組みがこの問題のキーだったんですね。イラストレータにコピペすると、このように細かいレイヤーに分割されていることがわかります。しかもそれぞれにマスクがかかっていたりします。Macをお使いのJMPユーザーは、イラストレータを介すると、JMP上よりもかなり自由に修正ができるので、お試しください。

こういう地道な作業の真っ最中です。秋までにはリリースできるかな。

それではまた。

統計的問題解決研究所

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