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MCDAアドインのすすめ

JMPではじめる統計的問題解決入門

先週はなんか体調がよくなかったんだけど,そういう方は大勢いたみたいで「気象病」とか命名されているそうですね.

というわけで,まだしばらくブログに時間を割けない状況ですが,今書いている本はほぼ完成しました.といっても,これから入念にチェックするので.リリースするまではまだしばらく時間がかかります.なにしろ,今回は期限が切られていないので,もう少し温めておきたいなという誘惑があります.秋までにはリリースしたいなと思ってはいますが.

何も書いていないのに,ここにいらっしゃる方はそれなりにいて,多くの方がMCDAアドイン関連の情報を求めているようです.MCDAアドインの使い方については,いつか解説記事を書きたいとは思っていますが,本当に簡単なのでまだ一度も使っていない人はぜひ一度使ってみてください.ロバスト設計なんてしないという人でも十分役に立ちます.

アドインを実行して出てくる設定パネルに,まずは予測式を割り当てるだけでも十分なのです.この場合,ノイズ因子も目的因子も設定しないので,通常の最適化ができます.この状況でも,JMP単体ではでいない「範囲制約」が可能となります.プロファイルでは,最大化,最小化,望目化しかないので,重みをつけることで多目的最適化に対応します.MCDAアドインでは,その代わりに「範囲制約」をすることで対応します.重みという技術的に数値化しにくい要素を排除できるので,より納得できる解を求めることができます.

プロファイルで,応答関数の挙動を観察することも重要ですが,手っ取り早く最適解を求めたいというときには便利ですので,ぜひお使いください.不明点あればお問い合わせくださいね.最適解が求まったら,ためしにロバスト性や動特性の最適化にもトライしてみてください.この後付けの最適化がMCDAアドインの魅力です.思わぬ発見があるかもしれません.

MCDAアドインの最新版は,お手数ですが毎回SAS社からダウンロードする必要があります.最新版ではJMP16とJMP15に対応していますが,JMP14以前には対応していないので,その場合はMCDAアドインは使えません.SAS社との取り決めなので,ご了承頂ければありがたいです.

統計的問題解決研究所

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