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夏休みの過ごし方

覚え書き

夏休みはいかがお過ごしだったでしょうか.私はといえば,いつもまとまった休みには何かしらのまとまったことを勉強するのが習わしになっています.この夏は以前から勉強しかけてたPythonで遊ぼうと思っていたのですが,色々思うことあって延期しました.その経緯を少し.

Macユーザーならば,ご存知の方も多いと思いますが,MacにはPythonがデフォルトで実装されています.とはいえ,Terminalで見ればわかるように,バージョンが少しというかかなり古い(2.7.10)のです.

素のままでは面白くないので,色々とライブラリを追加するのは目に見えているのですが,Macでこれをやると碌なことがありません.過去に何度も痛い目を見てきました.具体的に言うとパーミッションがおかしくなるのです.パーミッションを手動で修正したりすると,そのことに端を発して色々と別の問題が派生するのが常です.(今だに一台のMacのゴミ箱にはどうやっても消せないファイルが張り付いています.)

今さら2系Pythonを学ぶのもありえないし,それにJMPで要求されているのはPython 3.6.1なので,JMP14の売りの1つであるPython連携ができません.Python3.7をダウンロードしてインストールすればいいのですが,仮想環境を作るでもしないと少々危険です.今はHomebrewがあるのでこの点は気が楽です.前回は仮想環境を作るにはpyvenvを使えばいいと言うことまで調べておいたので,今回もと思ったのですが,いざと言うタイミングで念のため調べたらPython3.6ではpyvenv非推奨だとか.実行環境に制約が大きいのが玉に瑕ですね.(聞いたところではvenvを代わりに使うそうです.)

このことに加えて,現在本を書いてますなどとお話ししていますが,その関係で今はMacのシステムには触れたくないのです.今何らかの問題が起こるととても面倒です.ということでPythonのインストールは延期しました.それに,正直ああだこうだの経緯で,なんだかやる気が失せました.確かに古いMac環境で使った限りではプログラムに詳しくなくても比較的扱いは簡単な言語かなとは思います.ですが,MacにはAutometerという優れた自動化スクリプトがあって,自動化のためにわざわざPythonを使う気もしません.SymPyというライブラリを入れれば数式処理なんかもできるので,Mathematicaみたいな使い方もできて楽しそうです.ですが,ふと我に帰れば,最近は数式処理もしません.そもそも機械学習系のライブラリが充実しているところにPythonの価値があるわけです.2系に対応したライブラリの状況を調べようとは思いましたが,3系よりは劣るのは間違いなく.機械学習やらないならば,Javaで十分かなと.

このように冷静に考える間ができてしまうと,そもそもPythonでしかできないことって何だろうと.これが,思い当たらないんですね.WEBシステムを開発していたこともある自分にとって,実行環境に制約が大きい言語はそもそも相性が良くないのではないか...

JMPで連携すると言っても,Pythonで作成されたグラフを表示しても嬉しくないです.ともにTidy toolなのだからデータでやり取りしても十分ですし.それよりもJMP14でリリースされた機能では,JSON(JavaScript Object Notation )解析の方にむしろ興味があります.今はWEB関連の仕事から遠ざかってしまいましたが.それならば,むしろJSLを勉強すればとも思うのですが,SASにいつもお世話になっているすごい人がいるので,自ら学ぶ必要性をあまり感じないと言う状況なのです.

と言うわけでこの夏休みは読書くらいしかしませんでした.つまらないご報告ですが,本日はこれで.

統計的問題解決研究所

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