僕とサブローちゃんが統計の本になりました!

Vambrace紹介漫画:美人に釣られたらガチゲーだった

ハロウィンセールで前から気になっていたヴァンブレイス:コールドソウルが910円だったので買いました。なぜ気になっていたかというと、絵が好きだから。アニメっぽくも漫画っぽくもない正統派で、しかもヒロイン美人。そして、始めるとすぐにわかるのですが、ヒロイン以外にも違うタイプの美人がたくさん出てきて大変目に優しいです。きれいだけど、それぞれ描き分けられて個性的な魅力に溢れています。

ヴァンブレイススクショ
ヒロイン美しい。ドワーフおっさんもどっしりしてナイス

しかも、きれいなお姉さんだけじゃなく、酒場のぽっちゃり女将、ドワーフの王族や鍛冶屋のおっさん、寡黙な騎士などその他の人々もしっかり描かれていて、安定感があります。

ヴァンブレイススクショ2
違うタイプの美人、雑貨屋のおねーちゃん。好きだけど商品はイマイチ

ジャンルとしてはRPGで、戦闘はタイムラインありのコマンド入力式、ローグライク要素アリです。アクション要素がないなら、よほど相性が悪くない限りクリアできそうなので一安心です。おねーちゃんきれいだし、マイルドな謎解き冒険物かな?

…などと、ナメた態度で始めたところ…

ウィザードリィも泣きを入れるようなガチゲーでした…………..

Vambrace紹介漫画:美人に釣られたらガチゲーだった

まずレベルアップがありません。だから、キツイ箇所をレベル上げでゴリ押す作戦が通用しません。いつも持ち前のしつこさで乗り越えてきたので、これは厳しいです。

ストーリーが進むと能力ポイントは貰えます。でも、割と焼け石にお湯です。しかも滅多に貰えない上、ちょっぴりです。効果もです。それでも無いよりマシなので最終的に主人公がどのスキルを肩代わりするか計画して大切に使わなければなりません。

そして、なんとポーションの類が戦闘中どころか、探索中も使えません。例外としてダンジョン内でキャンプ可能な場所を見つけ、そこで野営した時だけ使えます。1つの野営地は一度しか使えないので、怪我をしたから戻ってもう一度回復、というわけにはいきません。

荷重制限が厳しいです。体力と気力のどちらかが尽きると死んでしまうので回復薬と気力を戻す酒類を常備しなければならない上に、状態異常が異様に多いので、それぞれを治療する薬も持つと、お宝を見つけても持つ余地がなかったりします。結果、状態異常は喰らってから運良くお店を見つけたら治療薬を買うようにしていました。最悪の場合そのままボス戦へ。

ヴァンブレイススクショ3
お約束のクラフトもあります

とどめは、死んだ仲間が蘇生できません。とはいえ、仲間募集掲示板には無限に仲間が湧いてくるっぽいので仲間が倒れたら遠征失敗として一度帰るというだけなんですが、ドライですよね。

仲間にはいろいろな職業があって、序盤の蓄財ステージでは店にいい商品が入荷する商才スキルと開錠のための技巧スキルが高いメンバーが必要になりますが、欲しいものが無くなったら回復や攻撃が得意な仲間と入れ替えて対応していくことが求められるので、あまり仲間に愛着は湧かないようなシステムになっています。

キモとなるのは目標を立て、時勢を読んで適切なパーティを編成することなので、実際に探索に出ると戦闘ではあまり駆け引きや作戦などは必要ありません。消化試合のような感じで、楽しいものではありません。そして、前述のように回復がままならないので、戦闘はできるだけ避けるように探索を進めることになります。

ここで、ローグライクであることが活きてきます。1つのダンジョンは幾つかの小部屋から成り立っており、各ダンジョンの地形は毎回同じでも、各部屋の内容が毎回ランダムに決定されます。なので、前回真ん中が宝部屋だったから今回もそのルートが安全、というわけではありません。カラスを飛ばして様子を探ったり、慣れてくると地形を見て戦闘っぽい部屋がある程度判別できるようになるので引き返したり迂回したりしながら、それでも長居すると恐怖ゲージが溜まって敵が強くなってしまうので、その前に脱出しなければなりません。

つらつらと厳しさを列挙してきましたが、厳しくてつまらないかというと、それが厳しくて楽しいのです。バランス調整が絶妙なのか、いつも死にそうでハラハラさせられるのに、結局一度も倒れませんでした。残りHPが1になった時もあるのに。自動セーブなので万一のためにUSBのメモリースティックに時々セーブしていましたが、使いませんでした。もちろん難易度は[普通]ですが。

オートセーブなので自由にセーブできないということは、ボス戦の前にセーブ、もできません。メモリスティックに書き出すために一旦やめると街に戻されてしまいます。そうなるとボスダンジョンへの長い道のりをまた歩かなければならず、あまりセーブの意味がありません。だから毎回すごく緊張しました。

通常のゲームではボス前セーブができることで、ドキドキ、ハラハラ感がスポイルされていたのだと気付かされました。でも、「たまに」だからいいのであって、全てのゲームがこんなマゾマゾ仕様になったら困ります。

ボスダンジョンは地図が表示されません。が、入り口にイラストの全体地図があり、それを記憶するか書き写すかして現在位置を確認しながら攻略を進めていくのがとても楽しいです。

明らかに低予算なので、派手なムービーはありません。探索も2次元、イベントは紙芝居です。ですが、シナリオ、脚本の良さとイラストレーターの画力でそれを十二分に補っています。ガチれば3日で終わるくらいのボリュームですが、だからこそ中だるみもなく、値段を考えるとお買い得でした。

ここからはネタバレ要素になります。根性があり、体当たりで体験したい方は読まないでください。お疲れ気味、あるいは2周以上遊ぶ習慣のない方はご覧くださる方がいいかもです。

















このゲームはマルチエンディングで、3通りのエンディングがあります。普通にやっていると、高確率でバッドエンドになります。それを避けるには、最初から光と闇のどちらへ行くか決めておき、一貫した行動を取り続けることが必要になります。行動としては下の3つです。

心臓を使う(闇)使わない(光)

王を連れ帰る(光)王を放置(闇)

XXを生かしておく(光)殺す(闇)

この他に、突然三択の見解を求められた際の回答も影響します。

夢は… 平穏(光)再生(闇)死(中庸)
死が闇っぽいのでご注意ください。

将来…秩序(光)混沌(闇)自分で決める(中庸)

その他も酒場の娼婦などから意見を求められることがありますが、三択ではないので影響はないのかもしれません。が、念のため自分が採っているテーマに合致した答えを選んでおくといいと思います。

分岐によって貰える服が違うので、コンプリートしたい場合は3周しなければならないことになります。コス服がね、凝ってて楽しいんですが、顔も変わるものが多いんです。せっかく美しいヒロインなのに、やつれたり、変なフェイスペイントがついたり、フードで顔そのものが隠れたり。それだけが残念です。

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