僕とサブローちゃんが統計の本になりました!

[Fallout4漫画日記]なんちゃってサバイバルで遊ぼう

Fallout4、楽しいです。クリアしてもトロコンしても変わらず遊んでいます。何周しても知らないことにぶつかる神ゲーですが、時に腑に落ちないことがありませんか?僕はありました。

漫画1:Fallout4の腑に落ちないところ

[Fallout4漫画日記]なんちゃってサバイバルで遊ぼう
サバイバルではどうなのか、解答版は↓に

そう、何かおかしい設定や機能はサバイバルモードのために用意されていたのでした。

漫画2:サバイバルでの意味

[Fallout4漫画日記]なんちゃってサバイバルで遊ぼう
そう、みんなこのように意味があったのでした

難易度:サバイバルモードの特徴と注意点

では、サバイバルモードの特徴を説明していきます。

チャンスは一度きり

一度サバイバルにして、Very Hard以下のモードに戻すと、二度とサバイバルを選べなくなります。難所だけ簡単なモードでやって戻す、というわけには行きません。「サバイバルで○○日生き延びた」という記録がおかしくなるからかもしれません。

自由にセーブできない

QuickSave、普通のセーブ、オートセーブが封じられています。ではどうするかというと、寝袋やベッドで1時間以上寝るとセーブされます。

唯一、ExitSaveだけは有効ですが、あくまで忙しい現代人のための温情措置であり、再開して死んでしまうとExitSaveから再スタートとはならず、それ以前に寝具でセーブしたところからになります。

シビアな重量制限+何でも重さがある

始まってすぐでStrengthが1だと運べる重量が200前後で、弾丸もスティムパックも重さがあるのですぐに重量オーバーになります。食料、水、回復手段も持ち歩かなければ状態異常になるので大変です。

FTできない

これがだるくてサバイバルを避ける人が多いような気がしますが、最初からサバイバルで挑むと、FTできないために行動範囲を慎重に少しずつ広げていく過程がとても厳しく、また楽しいです。自分の目と耳と足を使うので、無数に仕込んでくれている仕掛けを発見していく楽しみもあります。普通の道が危ない時は荒野を突っ切る安全なマイ・ロードを開拓する必要もあり、そんな道はよく憶えるし、愛着を持ったりもします。他の難易度では得られない感慨です。

病気・寝不足・飢餓・喉の渇きの四重苦

この4つの状態異常が深刻な影響を及ぼす前に対策できるよう、バランスよく携行品を吟味し、遠征ルートを計画し、体調を管理する能力が問われます。

状態異常全部揃って役満!APがエグいほど減っているのに注目w これでも寝不足が悪化してないからまだマシ

病気

虫系やグールなどの攻撃を受けると高確率で感染します。また、汚い寝袋や寝床で寝ても感染します。きれいなベッドでも時々感染します。つまり、連邦で生きる限り、感染は避けられません。問題は、いつ、どう治すかです。

治療するには医師の診察を受けるか、抗生物質を投与します。抗生物質はレベルが上がるとたまに拾えますが、喉から手が出るほど欲しい序盤にはまず落ちていません。ストックがないと確実に死ぬので自分で調合できるようにChemistレベル1のパークを大急ぎで習得する必要があります。このため他につけたい体力や戦闘パークが後回しになってキツイわけです。

治療しないで放置していると、しばらくは問題ありませんが、感染が広がると時々体力が減るようになります。さらに放っておくとより頻繁により多くの体力を失うようになり、治療手段がないと詰みます。

とはいえ、感染して気持ち悪いからとすぐに抗生物質を使うのはおすすめできません。どうせすぐに再度感染するからです。序盤は特に抗生物質の材料となる光るキノコが安定して入手できるほど行動範囲が広くない上に、別の材料であるスティムパックも緊急回復用として貴重なので、気軽に使うべきではありません。体力が減りだして、いよいよ回復が追いつかない、となってから治療すれば充分間に合います。

寝不足

出先の汚い寝袋でもセーブできてありがたいのですが、あまりの不潔さのために6時間までしか眠れません。残酷なことに7時間未満の睡眠では体力は回復しません。それどころか、睡眠不足が蓄積していきます。そして、ある一線を越えると寝不足状態となり、パフォーマンスが落ちます。さらに放置して、「寝不足」アイコンが赤くなるとアクションポイントが極端に減ります。戦闘もままならないし、逃げようにもろくに走れません。こうならないように7時間以上眠れる清潔なベッドを置ける拠点を確保してから遠征するようにしなければ野垂れ死にます。

もちろん、ホテルのベッドは見かけが汚くても安全で清潔なのでダイヤモンドシティやグッド・ネイバーの宿は大いに助けになります。

飢餓

上2つに比べるとシビアではありませんが、しょっちゅう腹が減るので結構ウザいです。放っておくとどんどんパフォーマンスが落ちるので食べ物を携行し、新鮮な食糧を生産してくれる拠点を確保しておく必要があります。

喉の渇き

できればきれいな水がいいですが、なければ汚い水でも放射線は受けるものの渇きを癒すことはできます。拠点の浄水器で生産された、そのまま持ち運べる「きれいな水」の他、空き瓶を持っていれば手押しポンプできれいな水を詰めて運ぶことができます。

出先の川や沼で空き瓶に汚い水を詰めることもできます。

いずれの場合も飲むとなぜか瓶も飲み込んでしまうらしく、詰め替えはできません。荷物に余裕があったら空き瓶は拾っておくといいです。

敵が強い・自分が脆い

難易度としてはVery Hardの1つ上ですが、その間の溝はマリアナ海溝のように深いです。序盤でEndurance系のパークがついていないと、犬に噛まれては骨折、一番弱いグールにビンタを受けては骨折と、しょっちゅう骨折する上に骨折のペナルティが重く、ほぼ戦闘になりません。

従って、被弾しない前提で闘う必要があります。弾丸を受けても元気に反撃している方がおかしいのですが。

マーカーの可視範囲が極端に狭い

目と鼻の先に近づくまで発見していないマーカーが見えません。でも前世の記憶があるので大丈夫でしょう。ただ、見えにくいということは頭の片隅に置いておく必要があります。

コンパニオンが帰ってしまう

コンパニオンが深手を追うと「XXを治そう!」というクエストが立ち上がり、一定時間以内にスティムパックで治してあげないと各自の居場所に戻ってしまいます。スティムパックは自分自身の緊急回復手段としても重要ですし、生命線である抗生物質の材料の一つなので痛いです。怪我させないように気をつけましょう。高所へ続く外階段などを先にどんどん進んでいくと遅れたコンパニオンが主人公のところに直線で来ようとして墜落し、瀕死になるので待ってあげる必要があります。

スティムパックが水を喰う

どんな薬にも副作用があるものですが、我らがスティムパックまでサバイバルでは喉の渇きをもたらします。水を飲んだばかりなのに大怪我をしてスティムパックで回復し、副作用による喉の渇きを癒すために水まで減るのは打撃なので、できるだけスティムパックを使わず食べ物で直すのがいいでしょう。

優先パークが違う

骨折のところで触れたように、骨折しにくくなるAdamantium Skelton、拾った食べ物から放射線を受けなくなるLead Bellyなど、Very Hard以下とは優先されるべきパークが異なります。

普段はEnduranceやStrengthは後回しですが、Enduranceの枝をかなり頑張って伸ばさないと戦闘が苦しいです。

でも、普段使わないパークの意義を味わうことができるのは楽しいです。拠点同士で物資を融通する機能も必要性を感じませんでしたが、サバイバルでは積極的な作戦地図を描くための強力な武器となってくれます。

防衛戦がアツイ

重要なクエストの最中でも容赦無く防衛戦に呼び出されるのは同じです。防衛設備が充分であれば放置でも片付きますが、序盤は駆けつける必要もあるでしょう。FTできないので文字通り馳せ参じます。すぐに気づいて向かえば間に合うようにはなっているようなので大切なベッドと水・食料を守るために(あっ、人も…)走っている時はドラマチックです。

アツイぜ!最初からサバイバル!

サバイバルモードというものは普通のプレイをやり尽くしてレベル200とかに達し、相当な資産のある人が刺激を求めて挑戦するものだと思っていました。装備も揃って金策の必要もなければ厳しい重量制限に耐えうる身軽さを確保できそうだし、積載量も極限まで伸ばしてあるでしょうから。本来はそうなのかもしれません。

でも、育ったキャラでやってもあまり楽しくないんです。僕は。マーカーは大体発見済みだし、拠点が網の目のように拡がっていて体力も充分なのでそうそう死なないし、クエストは終わっているし、それほど困りません。そうなると、ただFTできない不便さだけが強調されるようで楽しめませんでした。

そこで最初からサバイバルでやってみました。そしたら、キツイんです。すごくキツイ。すぐ死ぬ、簡単に死ぬ、いつも死ぬ。でもアツイのです。何とかこれを凌ごうと画策するのが。もちろん初めての人にはオススメしません。これまでの周回で得た、いわば前世の記憶と知恵を使って生き延びるのです。

例えばVaultを出てコズワースと別れ、ドッグミートと合流したら、馬鹿正直にコンコードには直行しません。レッドロケットに荷物を置いてできるだけ身軽になり、アバナシーさんに会って遺品回収の依頼を受けます。それから湖沿いに戻ってロボット廃棄場でヌカランチャーとミニ・ニューク、それにHot Rodderや基板を確保。オリビアに向かって進むと落ちているパワーアーマーに乗って可能であればオリビアをクリア。フュージョンコアやミニガンの弾(本体も落ちますがまあ持てません)、ミニ・ニュークの2発目入手。これでアバナシー農場も拠点となります。そして、ようやくコンコードへ向かいます。こんな感じです。

でもね、さすがにキツすぎました。Vaultの中でSurvivalにした結果、なんとかアークジェットに乗り込むところまで粘りましたが、抗生物質が作れないまま感染が拡大し、医師にも会えず、数歩歩くとガクンとHPが減るようになって諦めました。

食料が枯渇するので粘って少しずつレベルを上げることができないのと、キツイ重量制限がネックになりました。でも楽しかったんですよね。なんとかこの楽しさでもう少し先までできないものかと考えました。

キツすぎる?そこでなんちゃってサバイバル!

ここでサバイバルモードの特徴を振り返ってみましょう。実は重量制限が無ければ多くの問題は解決とは行かないまでも緩和されると思いませんか?

そこで重量制限を無効にするModを入れてみました。すると、相変わらずキツイのですが、サバイバルならではの楽しさを味わいながらもゲームとして成立するようになりました。食料も水も、売るための物資も弾薬も強敵対策の重火器も無限に持てるのでかなりのチートですが、これでもまだキツく、しょっちゅう死にます。

相変わらず自由にセーブができないので序盤のデスクロウ戦は非常に緊張しました。なにしろ自由博物館に入ってガービーと話したら最後、外に出ると強制的にノーセーブで奴と対峙しなければなりません。オリビアのそばの墜落したベルチバードから博物館のパワーアーマーに欠けているパーツを修理して持って来たのに、パワーアーマーステーションが無いので装着できないまま…

結局虎の子のヌカランチャーは緊張のあまりハズし、車のまわりをグルグルまわりながらミニガンを撃ってなんとかやっつけた時は天下でも取ったように嬉しかったです。

Vambraceの時も思いましたが(Vambrace紹介漫画:美人に釣られたらガチゲーだった)、便利な「どこでもセーブ」はゲームの楽しさをある意味スポイルしている部分は少なからずあるのですよね。といって、全てのゲームがそんなマゾ仕様になっては困るので、サバイバルモードで望んだ者だけが味わえるようになっているのは思慮深いと思います。

「なんちゃって」とはいえ、まだまだキツいサバイバルで頑張るにつけ、真のFallout4はサバイバルモードであり、Very HardでさえもSurvivalの機能縮小版でしかないと痛感せずにいられません。

Modなしでは最初からのシナリオ完遂は相当マゾいと思いますが、こんな楽しいモードが厳しすぎるというだけの理由で遊ばれないのはもったいないです。ぜひ、各種のModで好みの難易度にして、自分だけの過酷な連邦をサバイブしてみてください。きっとハマります!

その場合でも、一度はModなしのサバイバルを体験してみることを強くオススメします。そのままで生き抜ければすごいし、本来ベセスダが想定する「連邦で生きる」というのはこういうことなのだ、と実感できるからです。ツラすぎて笑けてきます。この厳しさならケロッグの言う「ジャーキーみたいに連邦にしゃぶられるだろうと思った」という言葉にも説得力が増します。でも、この難易度ではクリアできない/しない人が大多数になるはずなので細かな難易度を設定してくれたのでしょうから。

今の僕は、なんとかケロッグをやっつけたところです。砦の中はキツかったですが、レジェンド級がワラワラいて嬉しかったです。落ちるのは微妙な近接武器ばっかですけど。地下にたどりつけば清潔なベッドがあるので救われました。ビバ!七時間睡眠!

重量制限を無効にするMod:
“All You Can Carry”という名前です(PS4)。

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