僕とサブローちゃんが統計の本になりました!

最終版出たー![Outward漫画日記]

最終版ーDefinitive Editionのニュースから毎日Outward Wikiをリロードすること数ヶ月。出ました!やっと出ました!予告通りエルデンリングのブームがそろそろ落ち着いてきた頃、ほんとに出ました!リロードして、ついにリリースのニュースが目に飛び込んできた時は思い詰めすぎて幻を見ているのかとさえ思いました。早速ダウンロード!

と、思ってGOGに走ってもアップデートされないんですよね。Steamを見るともう売っているのに。GOGは古いゲームでも現行OSで動くように手を入れてくれるので現役のゲームでも何かチェックしていて時間がかかっているのか?などと考えをめぐらしてウロウロしていると、GOGでも売っているじゃないですかー!このナゾの答えは、

別のゲームとして新たに購入する(ただし無料)

でした。買おうとしてよく見ると「100%引き」になっていて、普通に購入するようにカートに入れてチェックアウトし、払う演技をするとダウンロード可能になります。

ここでもう1つのナゾが。購入履歴にあるのに「持ってるゲーム」に無い!無いんです。何度もGOG Galaxyをやめたり起動したりしてマゴマゴしていると、なんか上の方に謎の数字。この「2」ってなっているところをクリックするとプルダウンの中にOutwardとOutward Definitive Editionがあって、選べるようになっています。後者を選んでダウンロード。やっと遊べるようになりました。ふぅ。

さあ、待ちに待った最終版の世界は!きれい!きれいです!まず外に出ると空がきれい。光がきれい。影もきれい。いわゆる環境光がドラマティック寄りのリアルさになっていてドキドキします。雨が降ると雨音が聞こえる、との話でしたが本当です。いい感じの音です。グラフィックスもキレイになっています。岩肌とかレンガ壁とかの凸凹マップがいいです。これら諸々を合わせて、臨場感が大幅にアップしています。

Outward Definitive Edition きれい
印象的な空、光、影。今日は何かが起こりそう!そんな気がします!

そして「厳しくなる方向に調整される」との気になる戦闘は?

最終版出たー![Outward漫画日記]漫画
だ、だってゲンが悪いじゃん、カッコわるいしさ〜

いきなりハイエナ・コンビにやられましたが、ケルソネスの外を徘徊した限りでは敵の数は少なく、弱くなっているように思いました。最初のハイエナにやられた僕に言われたくないでしょうけれど、あくまで比較としてです。ベルグ→モンスーン→レヴァント→カルデラと強さのグラデーションをつけてあるのかもしれません。ベルグでさえゴロツキが減っていてあまり戦闘が無いのですが、モンスーンはジッグラトの門番の数が減ったり、肉食獣が少なめになっているものの、弱目の敵は従来通りに出ました。アブラサ砂漠では炎の鹿もウロウロしており、虫密度にも変化は無いようです。

一方で、カルデラはイヤになるほどいたカバがだいぶ減っています。カバの群れのおかげで肉に不自由しないのはいいですがウザかったですからね。いろいろとバランスを考えてくれたような感触です。

[追記]この記事を書いた後も遊び続け、倒れたり越境したりを繰り返して2度目の冬を越えたら、ケルソネスもいつもより賑やかなくらい敵が出るようになりました。派閥は脳筋王国と決めたものの、まだいろいろやっていて所属はしておらず、メインクエストは一切着手していません。従って進捗具合というよりは経過時間によって敵の出現率が調整されているのかもしれません。これまでは最初からハイエナの群れ、流しの白いトリ、3人連れの盗賊がウヨウヨいて初見には困難でした。僕自身死にすぎるので挫折しそうになったのをよく憶えています。最終版のこのようなバランスなら初めてでも少しずつ練習できてよさそうです。ありそうでなかった、とても思慮深い調整です。

敵は衝撃抵抗が上がって倒れにくくなる、という話でしたが、ベルグ、モンスーンあたりでは特に違いはないか若干弱くなっている感じがします。さらに目立つのが、行動ルーチンがアホになっていることです。以前は無理だった場所で簡単に地形ハメが可能になってしまっていたりします。最寄りの盗賊の砦では建物の中にいるオッサンに窓から矢を1発当てると走って外に出てきたり、大立ち回りを演じているとボスが降りてきたりと知性を感じさせてくれたんですが、今は窓に張り付いてジタバタしているので矢で仕留めることができます。しばらく見ない間に奴らに何があったんでしょう。

ダンジョンはダンジョンでハッキリと違いがあります。例えば家から一番近い水痘の洞窟に行くと、最初から背中に何か背負ったエリートっぽいトログが出てきて腰を抜かしました。戦ってみると、それほど強いわけではありませんが、とにかくビビりました。ベルグの祖先の墓にも全身バリア防具の敵がいたりと何かしら新要素があるようで楽しめます。

さらに、多くのダンジョンにはエレメントが出ます。そうです。ハーマッタンにしか出なかったあの板状の敵です。これからはエンチャントのためにわざわざアンティーク高原まで高い料金を払って往復する必要がなくなりました。エンチャントテーブルは街の魔法ショップで普通に売っています。これなら序盤から鉄の武器に「渇き」のエンチャントをかけて吸血武器を育て始めることができます。

[追記]さらに週末遊び倒した結果、全体としてフィールドの難易度が低め、ダンジョンは高めにと、メリハリをつけて調整されているように感じました。最後のDLCスリー・ブラザースでは多くのダンジョンにボスっぽいユニーク敵がいて緊張感がありましたが、従来のエリアもそのスタイルを踏襲し、より楽しめるダンジョンになっています。

Outward Definitive Edition うたたねの盾
「うたたねの盾」取るの大変だった!でも強力なので獲得にこの程度苦労する方が順当という気がする。

[追記]前述した通り戦闘自体の難易度はあまり変わった感じがしないのですが、ダンジョンにボス的存在がいる他に新たに各種の「病気」が付加されており、これが少ないとは言えない各地の汚染エリアと組み合わさって全体としての難易度が上がっています。現時点で遭遇した中では「邪悪な墓」「巨像の洞窟」「ハイヴ」の屋上が汚染エリアなので日頃から汚染耐性薬と除染薬を買い貯めておかないと出直すハメになります。特にハイヴは屋上に到達するまでの過程で高確率で蜂毒を喰らうので、その後に汚染された屋上で「世界の果ての斧」を賭けての戦いが従来より厳しくなっていました。

[追記]病気には深刻なものから「魔法使いじゃなけりゃ有利じゃね?」みたいな微妙なものまでいろいろあるのですが、万能薬で瞬時に治ります。普通は対症療法でゆっくり治せば問題ないですが上記のように罹患直後にボス戦があるような場合には万能薬がないと苦しくなります。カルデラはベルグからすぐに行けるし、戦わずにゴミを漁るだけでも結構稼げる上に万能薬そのものも落ちているので時々通っておくと捗ります。

[追記]メインクエストを終えてみると、戦闘はゆるくなっていると感じました。特に強敵だったロイヤル・マンティコアのようなユニーク敵がかなり弱くなっています。アリーナのエリートの強さがどうなっているかは、まだわかりません。アリーナは2代目が挑むからです。そして2代目を始めると、敵は最初から従来通り出ました。初心者が挫けないように設計されているんでしょうか。

予告されていた通り、街に置いたものも時間が経つと消えるようになっています。序盤の拠点としてベルグの床に全財産を並べていた処世術が封じられました。従って鍋や錬金術セットを持ち歩く必要に迫られます。さらに以前より食物の腐敗が進みやすいので、ありあわせの物で何とかしていくOutward本来の精神により近いプレイをするようになりました。

しかし、道具類を持ち運ぶとなると荷物がね…。そこはご安心ください。電磁コイルの出現率がかなりアップしており、ケルソネスを軽く半周したくらいで2つ目が見つかり、すぐにつづらを背負うようになりました。その後も何度も出ており、ついに売るようになったので偶然ではないと思います。

Outward Definitive Edition コイルがよく出る
一度に2個!こんなことは以前のバージョンでは一度もなかった!

さて、重いつづらを背負って心も軽く懐かしいケルソネスを徘徊していると、ん?

トウモロコシが生えています。

Outward Definitive Edition コーン
イマキュレートさんちに近い池ですが。こんなところにカルデラ名産だったコーンが生えてます!

そうかと思うと近所の鉱脈で採掘していたらトルマリンが飛び出しました。補給箱からは毒矢が!そして、あっちの方はなんだか緑色にモヤっています…汚染エリアです!そうです。以前はDLCとして後付けされたためにイビツになっていた要素が統合されています。まだどう使うのかわかりませんが、カルデラっぽい作業台も各地に配置されているので毒矢や爆弾などのスリーブラザースのクラフトもできるようになっているようです。

[追記]後日カルデラに行って原始のなんとかというスキルラインの教えを受けてきたら、各地にある(ここはアブラサ砂漠)民族っぽい作業台で普通の素材を使ってドラムやチャイムを自作できるようになりました。

Outward Definitive Edition DLCのクラフト台
追加された作業台の1つ。デザインが凝っている。素朴な塗りのシャコの彫刻がかわいい。

「後づけのDLCだからしょうがない」で終わらせず、こうして完成した世界としてまとめ、さらに各所に磨きをかけてくれた上に無償で配布してくれるとは、これだからインディーゲームはやめられません。

ゲーム好きな人たちが作っているんだなー

と感じるではありませんか。作品への愛情を感じさせてくれると、僕は本当に嬉しいんです。それにやっぱり、そういう人たちが作ったゲームは楽しいですよね。新コンテンツがあるとはいっても何度も終わらせたゲームのはずなのに、新たに始めてみると日付が変わっても止められなくて今、眠いです。でもこれを書いたら再開します。

Outward Definitive Edition 雪のシエルゾ
雪のシエルゾ。こんなにきれいだっけ?以前より遠くまでキレイに見えるようになったんじゃないかな

あ、そうだ。唯一Outwardの美学に反するけれどユーザーの利益が大きいので採用になった、どこの都市で開けても同じ倉庫にアクセスできる「4次元チェスト」も実装されているはずですが、英雄王国を選んでしまったので最初に家を持てるまでが遠く、まだ恩恵に預かれません。早く家が欲しいよー!

[追記]その後順調に英雄王国に入って家を獲得。震える指で新居の箱を開けると…入ってます、シエルゾでコツコツ貯め込んだ物資が!イエース!不便さを楽しむOutwardの哲学には反するかもしれませんが、やっぱりゲームですからね。苦行ばかりでもいけません。青の間以外に所属するとメインクエストを終えてからエリート巡りする時に財産を少しずつハブとなるベルグに移すのが大変だったなー(遠い目)。

Outward Definitive Edition 4次元チェスト
入居したばかりの家からシエルゾの財産にアクセス!わー便利!

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