僕とサブローちゃんが統計の本になりました!

ホーネットの正体[漫画]

Team Cherry待望の次回作、シルクソングのタイトルを聞いた時になんとなく感じた違和感の正体が、やっとわかった。そうだ、絹+虫っていうと、どうしても蚕を思い出すからだ。

言われてみればクモも糸を使って移動したり攻撃したり巣を作ったりするから、その糸のしなやかな感じを絹糸にたとえたってことか。そういえば暗闇の巣にはきれいに巻き上げた糸巻きがたくさんあったっけ。

同じ糸巻きが大量に「隠された駅」にあったのは、そこが宮殿の最寄駅だったこと、獣族とハロウネストが敵対関係にあったことを考えると意味深だ。ハロウネストの歴史は、帝国主義の衰亡史そのものだから。弱者を奴隷として働かせ、それでも肥大した国家が華美な建物を建設し、ますますぐうたらにななった上級国民の贅沢な暮らしを賄うために周辺の国を侵略し、隷属させていく。クモ、キノコ、植物は明らかに他民族らしいが、ハロウネストの中には蝶やカブトムシなど雑多な昆虫が入り混じっているのにカマキリ族と対立しているのはなぜだろう。不完全変態だからか。でも、スイツキとか一生スイツキのままっぽいし、よくわからない。

話を元に戻すと、そうだった、ホーネットの母はクモなのだった。可憐なピンクのワンピースの下は、よく似ていると言われる母のようにお腹ポッコリなんだろうか。普段は二足歩行だけど、ガード入れてる時のポーズはクモっぽいような気もする。まあ、主人公の足の動きが人間ぽい方が異常なのかもしれないけど、かわいいから問題ない。

クモと昆虫の間に子供は生まれないと思うけど、よく考えると、我々が住んでいる世界の昆虫の翅は4枚が普通だけどハロウネストでは6枚らしいし、初めから地球の常識を当てはめる方が見当違いなのかもしれない。あるいは、ナチス時代の収容所の悲惨な記録をキャラクタを動物にすることでさらりと伝えることに成功している名作漫画「マウス」のように、結局これは虫の姿を借りているだけで人間世界の話なのかもしれない。そういうこと全て、伝わってくるメッセージには影響がないので、どうでもいいことなのかもしれない。

ホロナイト考察漫画・ホーネットの正体
そういえば名前も紛らわしい

コメント

  1. 神戸 鈴明 より:

    羽が6枚って初めて知りました。。。!

    • みみた より:

      僕も絵を描こうとして初めて気がつきました!
      昆虫のデフォルメのようでいて、実は全然違う世界の
      全然違う何かなのかなー、という感じをさりげなく
      出していてすごいなと改めて思いました。