僕とサブローちゃんが統計の本になりました!

幼虫さんの行方[ホロウナイト漫画]

幼虫さんの行方[ホロウナイト漫画]

ええーっ!サルブラさんってイモムシ?

確かに手とか体型、尻尾?がイモっぽいと言えばイモっぽいけど、そんなぁ。幼虫さんの家で泣いていたイモじいが成虫のオスでサルブラがメス?いやオカマだし…でも昆虫だから雌雄同体とか単為生殖とか普通にあるし…。

そもそも一生懸命助けた幼虫さんたちが、イモじいの腹に収まっているのがショックだったんだけど。でも注意して聞くと、幼虫さんは中で泣いたり叫んだりしているわけじゃなくて、巣に帰ってハッピーな時の声なのですよね。だから最初の「食べられてしまった」という印象は当たっていないように思います。

ここで幼虫さんを全員助けると貰えるチャーム[成虫の哀歌]を思い出すと、それは8枚の羽をつけたイモちゃんの姿でした。つまり、羽化するのです。GrubからGrubberflyなるものへ。チャームの説明としても、「生活サイクルの次の段階に移る幼虫たちの感謝の気持ちが詰まっている」とあります。

では、何が哀しいのか。普通は羽化する時はサナギになったり、脱皮したりします。羽化を控えた幼虫さんたちが詰まったイモじいの大きなお腹は、まるでサナギのよう。そう、おそらく羽化に必要な最期の栄養をイモじいから得て、そして巣立っていくのではないでしょうか。

脱皮した後は皮膚が柔らかく、羽が伸びきるまでは飛べないのでそれまでイモじいのお腹の中で保護されているだけ…ならいいんですが、それだと何が「哀歌」なのかわからないのですよね。

この推理が正しいならば、イモじいは何と立派な親でしょう。オスが卵や稚魚を口の中で育てる魚がいたり、卵を背負うカエルがいたり、動物の世界ではイクメンは珍しくないんですが、ここまでの自己犠牲を、「食ったなぁ?」と疑わせるほど心底幸せそうに受け容れるとは。

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