僕とサブローちゃんが統計の本になりました!

[ウィッチャー3]グウェントをやらないか(マジで)

ウィッチャー3を悪く言う人を見たことがありません。褒める人は大勢います。僕自身、田園風景や中世らしい都市、全体の色彩感覚、表情も瞳の作り込みも肌の質感も6年前の作品とは思えない完成度に、今なお目を見張るほど。

地味と言われる戦闘もガッシガッシと剣で切り結ぶのは好みだし、小さなサイドクエストでさえ先が読めない面白さといい、キャラの魅力といい、本当に類いまれな傑作だと思います。自分(主人公ゲラルト)がモテすぎるのが、化け物が跋扈する世界よりも現実とのギャップを感じさせるのは、おそらく気のせいでしょう。

ただ、僕はこうまで讃える傑作を、傑作と認めながらも年単位で投げ出しています(グウェントをやらないか)。

なぜか。

グウェントなるゲーム内カードゲームがイヤで逃げ回っていたら、徐々に行動の選択肢を侵蝕するようになってきたからです。せっかく随所でシナリオがダイナミックに分岐していくのに、「カードで勝負」ができないとなると、割り切れないものが残ります。

「ここでグウェントを選ぶと、どういう展開になるんだろう」

という疑問が、解決されることなく蓄積されていくのです。これが耐えられませんでした。

[ウィッチャー3]グウェントをやらないか(マジで)

しかし現在、期待していたPlayAtHomeのインディー名作ゲームのことごとくが下手すぎてプレイできないという厳しい現実に直面する中、昂まっていた「遊ぶぞー!」というやる気が行き先を失って脳内で乱反射を繰り返した結果、噴き出した先は、投げ出して久しいウィッチャー3でした。

何しろグウェントを除く全てがほぼど真ん中ストライクのゲームです。避けるからイヤなのであって、グウェントで資格を取ってやるくらいの意気込みで取り組めば、なんとかなるはずだと腹を括りました。唯一恐れていたグウェントに立ち向かう以上、怖いものなしです。

毒を喰らわばグウェントまで!

これを合言葉に全力で体当たりする決意を固めたのでした。

つづく

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