僕とサブローちゃんが統計の本になりました!

Dittoの剣紹介漫画:絵本の世界でゼルダのおかわり

スーファミ以前のゼルダによく似たパズルありのダンジョンが点在する世界が自動生成され、延々と遊べるRPGです。1周の周期は短く、次世代にレベルや資産の多くを引き継いで、どんどん強くなっていくとともに、話も進行します。数世代に渡る冒険と使命を俯瞰する、変わった世界観です。

荒削りなところもありますが、あらかじめ問題点を把握して挑めば、かなり楽しめる良ゲーです。一人でも多くの人に、絵本のように美しいディットーの世界を探検してほしいので、その問題点からズバリ書きます。

問題点

1)クラッシュからのセーブデータ破損

一度しか経験していませんが、重篤なので最初に書きます。7周目のプレイ中にいきなり起きました。システムは無事でしたが、プレイ中のセーブデータが破損しました。アプリ内のバックアップも同様に破損していたので頼りになりません。自分で定期的にバックアップしましょう。PS Plusに入っていなくてもUSBメモリに保存すれば大丈夫。

2)うざい呪い・ただし対処可能

2周目から悪質な呪いがかかりますが、対策できます。対策方法についてゲーム内で説明がないため、予備知識なしで挑むと相当不愉快なので、ここで投げ出しくなります。プク(ゼルダの妖精さんみたいなガイド)は説明すべき。

呪いには下記の3種類あり、世代の開始時にランダムで決定されます。いずれも同じアイテム、「サイレント・オーブ」を使えば緩和ができます。オーブは、歩きまわっていると遭遇する透明な球状の敵が必ずドロップします。ある程度近づくと逃げていくので最優先で仕留めましょう。

A) 時間制限の呪いの場合…時間が1日戻る
B) エーテル嵐の呪いの場合…塔を停止(塔がある場所でオーブを使うこと)
C) ネメシスの呪いの場合…ゲーム時間で1日停止(ネメシスが表示されている場所でオーブを使うこと)

Cのネメシスが地形を無視して執拗につきまとうので気が狂いそうになりますが、攻撃を受けたら即死というわけでもないので、そのうち慣れます。スイッチ版ではダンジョン内は追ってこないようになったそうですが、PS版では何周目からかはダンジョンにもバリバリ入ってきます。ラスダンにも来ました。

入ってから停止させようと思っていたら、突入した瞬間に次世代に引き継げないアイテムが削除されるらしく、オーブが消えていました。止めるなら突入前にしておくべきだったようです。頭を抱えましたが、ラスダンのような広いダンジョンなら急いで進んでいくと遥か後方に千切ることができ、走り抜ける緊張感がドキドキと楽しかったので、本来そうしたスリルを目指しての調整不足なのでしょう。何度も大規模アップデートをしているメーカーさんなので、今後良くなっていく希望もあります。

最初に問題点を書いたので、あとは賛辞を書きます。

ディットーのつるぎの良い点

1)絵本のようなグラフィックス

パケ絵は外国の幼児番組のような独特のアクの強さがありますが、一旦冒険が始まると、フィールドの配色センスは素晴らしく、絵本の中を歩き回るような喜びがあります。

dittoの剣画面1
上質な絵本のような美しいプレイ画面

2)ローカルマルチが楽しい

複雑で面倒なパズルも二人でやれば簡単に解けたり、違う解き方ができたりして楽しいです。お互いを持ち上げて投げたりもできるし、戦闘も二人いるだけでわちゃわちゃ楽しいし、ビルドを変えて一方がオトリ役になるなど連携も楽しめます。

dittoの剣画面3
ついたいまつを全部つけてしまうアナタに超オススメ!

3)装備集めが楽しい

正確には装備品に貼るステッカーですが、防具貫通、クリティカル増加などの定番はもちろん、トゲ床無効、投擲無効、落とし穴無効などの大胆な機能があり、部位によっては4つまで貼れるので自由度が高い。ランダムでスキルが付くので理想のビルドを目指して厳選していくのも楽しい。ローカルマルチの場合、同じステッカーを二人で使えるので取り合いになりません。

dittoの剣画面4
気軽にできるライトなダンジョンがいっぱいあるのが嬉しい

4)多彩な自キャラが選べる(ようになる)

冒険の中でさまざまな「バッジ」を見つけることで、次の世代からそのキャラが選べるようになります。英雄、武闘家など強そうなものも、カエル、スズメなどかわいいものなどたくさんあって迷ってしまうほど。ドロップ率は気前よく、頑張らずとも4周目くらいでコンプしました。

5)しっかりした話がある

ローグライクの世界を延々と遊ぶための申し訳のような話だろうとナメていたら、ちゃんとした話がありました。歴史書を発見していく中で少しずつ情報が与えられ、あれこれ推理する楽しみも十分です。

6)戦闘は軽快で難易度低め

パズルにおいても戦闘においても、指技の難しさは感じません。ローカルマルチ対応なので、おそらくは家族で小さいお子さんがいても一緒に遊べるようにとの配慮かと思われます。物足りない人は世代ごとのラスボス戦でハンディをつけたり、賞金首と戦ったりもできますが、基本的にサクサクとパズルを解いて無数のダンジョンをどんどん攻略する楽しさを大切にした味付けで僕は好きです。

dittoの剣画面2
宝箱発見!この画面を見てワクワクした人は素質アリ!

まとめ・古き良きゼルダ風ローグライクでマルチも楽しい

  • 絵本のようなグラフィックスがきれい
  • 小さなパズルダンジョンがいっぱいあって楽しい
  • マルチプレイ楽しい
  • しっかりした話がある
  • 周回を飽きさせない工夫がなされている

というわけで、ローグライク好き、スーファミ以前のレトロゼルダ好きには強くオススメできます。特に家族やリア友とローカルで遊べる環境にある人は、買って損は無いと思います。最初に書いた問題点を含め、荒いところ、不親切なところも散見されますが、全体的には愛情を持って一生懸命作ってある、いいゲームだと思います。メーカーさんはやる気があって、何度も大規模アップデートを繰り返して今の形になっているので、これからも思い切った変革があるかもしれません。

ディットーの剣紹介漫画
マルチにする方法、どこかに書いてあったのだろうか

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