使っていない外部ファイルのリンク情報だけがリンクパネルに残ってしまう経験ありませんか。こういうやつです!
実際は白っぽい絵なのですが実体がないのでサムネイルがグレーになっています。階層構造が無いのに使用ページが書かれていないのも特徴です。ファイル名を右クリックして再リンクしても何も起きません。なのに、
使っていないからと参照ファイルを消すとエラーになります。
なんという迷惑な現象でしょう。とりあえず指定した場所に同名ファイルを残しておけばリンクが確保されて問題は起きないのですが、使わない関連ファイルが増えることになります。1個だからまだいいですが、大作を作るうちにこうしたゾンビが2個、3個、100個と増えたらバカにならない無駄です。こんなのを放置しているのを人に見られたら恥でもあります。
この解決法をネットで探すとAppleScriptで消去する方法が出てくるんですが、これはinDesignにスクリプトエディターが付属していた時代の話らしく(2008年)、今そのコードをコピーして実行してもエラーになってしまいます。
僕がスクリプトのことを分かっていないので使い方が間違っている可能性もありますが、そもそもスクリプトを実行するまでも敷居が高いじゃないですか。半日ほど頭を抱えて苦しんだのですが、結論から言うと、
IDMLとして書き出して再びinDesignのファイルとして保存すればキレイになります。
ハレルヤー!涙目でスクリプトと格闘した苦労は何だったのか。感激に打ち震えました。
念のため詳しい方法を書いておきます。
1 問題の書類を開いた上で、ファイル>書き出しを選ぶ
2 書き出し形式としてInDesign Markup (IDML)を選んで書き出す。
3 書き出したIDMLファイルをinDesignで開く。拡張子がidmlとなっている。
4 開いたファイルをinddファイルとしてセーブする。普通にセーブすればそうなります。
そして開いてみると、リンクパネルから幽霊リンクが消えています。めでたし、めでたし。
現行バージョンで動く「幽霊リンク掃除スクリプト」をスクリプトライブラリーに入れておいてほしいとは思いますが、こっちの方がずーっと簡単です。今のinDesignで新しいスクリプトを実行するまでには、いちいち管理者認証が必要だったりして苦痛ですから。
誰か同じ苦しみに頭を抱える同志の役に立ちますように。
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