助け合い[ESO漫画日記]

スカイリムの世界観が好きだったので、あちこち建設中ではありますがタムリエル全土を旅することができるESOにはずっと興味がありました。それでも実際に始めるまでに何年も経ってしまったのは、ESOが動くPCが無かったせいもありますが、未知なるMMOが怖かった、というのもあります。

モンハンまでもソロで通したぼっち気質です。MMOで人づきあいができるのか。対人ストレスで胃に穴があくのではないか。英語で話さなきゃいけないのか。そもそもソロで遊べるのか。

スカイリムを愛していて、ESOに飛び込めない孤高のドラゴンボーンの中には、同じ懸念を抱いている人たちもいるかもしれないので、僕の３ヶ月ほどの限られた体験から答えを書きます。

対人ストレスは？

良くも悪くも皆さんドライで、個人相手に声をかけることは稀なように思います。仮に話しかけたとしても、チャット画面に注視している人ばかりではないので容易にログが流されてしまい、返事がなくても当たり前になっています。ですから、返事をしたくなければ気づかなかったことにしても大丈夫です。

とはいえ、民度は高く、何の理由もなくひどいことを言ってくるような人は見たこともないので、わかれば答えてあげると楽しいと思います。英語に自信がなくても、単語の羅列で意味が伝わるので大丈夫です。英語がネイティブという人ばかりではないので不思議な英語があふれていて、皆慣れています。

このような時、うっかり仲良くなり「フレンドになろう！」などと「しがらみ」が始まるのではないかと恐怖することはありません。多くの人は一期一会の精神で、とてもアッサリと歩き去って行きます。

といって、お互いを完全に無視している、というわけではなくて、苦戦しているプレイヤーがいたら、自然にスッと入ってきて加勢したりするのが当たり前になっています。そんな時もドヤってその場に突っ立っているわけではなく、クールに立ち去っていくのが普通です。強い地域でぶっ倒れていたら通りすがりに蘇生してくれた人もいました。

先輩たちがそんな感じなので、僕も通りすがりに手伝ったり、を当たり前に行うようになりました。この、「お互い様」な距離感が気負わず参加できて、僕はすごくいいと思います。お互いが干渉するわけではなく、目の端で相手をとらえていて、困っていれば助ける、みたいな。

ソロで遊べる？

スカイリムのユーザーが愛するであろうストーリークエストは一人で十分遊べます。というか、一人で遊ぶ前提のものが多いので、友達を作らないと話が終わらない、というようなジレンマはありません。

したがって、ソロでも遊べるか？という問いに対しては「遊べます！」と僕は答えます。スカイリムの地はもちろん、その向こうに広がるタムリエル全土を彷徨ったり、家の飾りつけに熱中したり、職人や泥棒、暗殺者や吸血鬼になったりと、好きなように生きられるという点ではスカイリム以上に自由です。

ただし、PvP、グループダンジョンのようなマルチ前提のコンテンツは当然のように一人では苦しいと思います。また、同様に、PvPでも負けないような強い強い装備を得ようと思うと一人では無理です。でも、各地をまわって物語や世界観を楽しむ分には、そのような尖った装備は必要ありません。ソロで入手できる装備で十分です。

強い装備が手に入るグループダンジョン、試練などはランダムマッチで知らない人と組んで出かけることも可能です。その際も始まる時にチャットにHiと書き、終わったらTYと書いて離脱するだけで大丈夫です。全く何も言わない人も珍しくありませんし、とがめる人もいません。

英語で話す必要がある？

そもそも日本語ですら話す必要はありません。前述のグループダンジョンやランダムダンジョンで見知らぬ同士で組んだとして、「ディスコードつけようぜ！」という話になったとしても「ないよ」で終わりです。

結論

MMOに慣れていなくても、MMOとして遊ばなくても、全然大丈夫です。せっかくESOの世界観を愛する人たちが集まったMMOなので、慣れてきたら友達を作ったり、ギルドに入ったりすればまた別の楽しさがあると思いますが、それは一人で遊ぶうちに自然にそんな気持ちになったら、でいいのではなかと僕は思います。

この漫画の場面の直前、コンパニオンがいると起きる進行不能バグで苦しんだばかりだったので、この時も「なんかボスが無敵になっちゃうバグ」かと思って絶望していたので、本当に嬉しくて、倒したあと僕はTYTY!ってタイプしました。彼は:Dとだけ返して、爽やかに立ち去っていきました。僕は温かな感動に包まれました。そしてその後、こういう人は決して例外ではない、ということを知って日々感動を深めていくことになります。