僕とサブローちゃんが統計の本になりました!

いつかふたりで[ホロウナイト]

シルクソングが待ち遠しいので、自然とホーネットのことを考える。

そう、スタグの後部座席が空席であることが最初から気になっていた。そして緑の道で初めてピンクのワンピースを着た女の子を見かけた時、

「この子がいつか一緒にスタグに乗ってくれるに違いない!」と、ピンときた。

…全くの見当はずれでしたすみません。

闘技場の1段階目のラストでゾートが出てきた時、

「次はティソだな!」と、ピンときた。

…すぐその後、外であっけなく伸びてるの見つけたけどね…。

そうかそうか、なんか全体的に哀愁漂ってるし、ここは厭世的な世界なんだな、了解、了解。

と、やや斜めに構え直すと、街のお爺さんが花をすげー喜んで大事にしてくれたり、一時は抜け殻になってしまったに見えた鍛冶屋のじーちゃんが第二の人生を見つけて幸せになっていたり、予想外にぬくもりもあったりする。加えてヘンテコだったりウザかったり、爽やかだったり、オカマっぽかったり腐女子っぽいのまで、実に様々なキャラが登場して、寡黙な主人公と対照的に孤独で厳しい旅の物語に彩りを添えてくれる。

全員が沈痛だったり、逆に全員がお祭り野郎だったりする作品は、珍しくない。というか、気をつけていないと登場人物全員が作者の持つ常識や価値観を共有している不自然かつ不気味な世界になってしまう。ゲームだろうと小説だろうと漫画だろうと。ホロウナイトは、そのあたり、ごく自然に「人生色々」とか「いろんな人がいますね」というのを表現していてすごいと思う。

ホロウナイトファンアート:いつかふたりで

関連記事
いつかふたりで…本記事
ホーネットさんとそれから
姉ちゃんと兄ちゃん
心の叫び
おさいほう

コメント