27. お小言

みつばち漫画みつばちさん:27. お小言
みつばち漫画みつばちさん:27. お小言

ねえやのお小言解説:

再三に渡り仄めかされるオバチ殿下のおつとめ、とは、よその女王様を探して結婚することなんですが、ロマンチックな恋の冒険どころか、これがなかなか簡単ではないのですよね。

お年頃になると雄蜂は毎日婚活のため外出します。とはいえ、外出時間と結果は必ずしも比例するわけではありません。なぜなら結婚飛行の時間は大体決まっていて、多いのが13時から15時、時には夕方まで続くこともあるようですが、少なくとも午後です。なので、他に仕事のない雄蜂が午前中プラプラ出るのは言語同断、ということをねえやは言っています。

群れ全体の利益という点では体力温存よりもできるだけ蜜の消費量を減らすという方が重要なのでしょうが、さすがにねえやは手塩にかけて育てた王子様に対して、それは口に出しませんでした。実際は雄蜂さんたちは最も邪魔にならない一角に集まってじっとしているそうです。健気です。

雄蜂殿下のいい訳解説:

普通に結婚が多いのは春の開花とともに爆発的に蜂数と蜜貯金が増える梅雨直前までで、夏になって蜜が少なくなると途絶えます。夏や秋にも絶対無いわけではありませんが稀なので、まあその、その稀なケースに備えて馬鹿正直にもんもんと引き蘢って体力温存するのもなー、ということをオバチ殿下は言っています。自分の食い扶持くらい自分で稼げればまだ気も楽でしょうが、任務遂行に不要な機能はことごとく削られているので仕方がないですよね。

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