冷暖房完備で、どんどんご飯を貰える過保護環境で育つ蜂の子は、必要無い機能がいろいろ退化して、ほとんど動けないし、目も無いんですねーーーー。軽くショック。でも落書き帳に子供時代の雄蜂殿下を描いていたら、白いエビ天みたいで可愛いので描きたくなったのです。
あと、厳密には「はいアーンして」ではなく、蜜やゼリーのプールでぴちゃぴちゃ、という感じなんですね。ある意味天国でしょうか。ぞんざいとも言うけど。スズメバチが甲斐甲斐しく世話をするのはオトナも幼虫から貰うものがあるからだし、ミツバチお姉さんたちは忙しいからしょうがないですよね。赤ちゃん全員が寝たフリなんかしたら「アーン」してると日が暮れてしまいますから。それでも多くの蜂の仲間のように蛹になるまでに必要な食べ物をまとめて部屋に入れて、卵を産んで蓋してサヨナラ、よりはずっときめ細かいケアですよね。だからこそオトナになる確率が他の虫さんたちとは桁違いに高いんですから文句は言えません。
ところで、昔の専門書などには先生方が蜂の幼虫のことを容赦なくウ○とか書いていらっしゃるんですけど、普通は○ジというとハエの幼虫のことじゃないですか。広辞苑を見ると「ウ○ムシ=人を罵っていう言葉」とあるけど、誰も「蜂の子のようなヤツ」をイメージして罵らないでしょ。そりゃ厳密には膜翅目の幼体も指すんですけど、やめてほしいですよね! 以後、蜂の子ちゃんということでお願いします!ハチノコ…それはそれで今度は信州の食べ物っぽくなってきますね。あれはクロスズメバチの子であってミツバチの子じゃない(はずな)のに!