注:この漫画は2013年〜2014年にかけて別ブログに投稿したものを移転したものです。本文中にある「今」はその当時のことになります。
ふとしたことからミツバチさん、特にニホンミツバチさんに夢中になって描き始めました。知識ゼロから少しずつ文献を読み、いまだ勉強しながらですが、道具使用などの明らかな創作以外は今も謎と魅力に満ちたミツバチさんたちの暮らしに忠実であるように努めています。(一部の蜂では道具の使用が確認されていますが…)
気軽に漫画をお読みいただきながら、ミツバチさんのことを知っていただけたら、もっと知りたいと思っていただけたら、もしかしてミツバチさんのことをちょっと好きになっていただけたら、こんなに嬉しいことはありません。
[登場人物紹介]
以下の説明はそれぞれの初登場時の状態です。
働き蜂さん
晴れて温かい日は毎日大好きな蜜を集めにいきます。蜜が大好きなので仕事も大好き。いつも楽しそう。
雄蜂殿下
ミツバチ社会での雄蜂の宿命は厳しく切ない。まず寿命が20日ほどと極端に短いし、ほとんどが結婚相手が見つからずに力尽きるし、運良く結婚できても結ばれ た瞬間絶命する。そのためか生まれついての性質か、王子様である殿下も日々小難しいことを考えながら暮らしている。ただ、目的に必要のない身体機能が悉く 削られているごとく、任務を全うするための情報以外は遺伝子に埋め込まれていないのか、ミツバチ社会の掟や暮らしについては割と無知。
女王陛下 思ったことを全て口にしてしまうが、その分表裏はない。 ねえや 雄蜂殿下を卵から育てたお姉さん蜂。従って殿下は頭が上がらない。
ムカデのじーさん 齢90近い物識りのおじいさん。我らがミツバチさんたちの巣箱を訪れて、そこでヒマにしている雄蜂殿下と親しくなる。
門番や他の蜂さん 全て独身の姉妹。異父姉妹が多いが、母は全て女王様。
この漫画は、私がミツバチさんが気になりだした2013年当時の未整理の落書き時代から励まし、導いてくださったLanさんの存在なくしては今ここに無いと思います。 Lanさんとのやりとりを通じて、落書きが漫画になり、働き蜂さんや殿下がみるみる目覚めて自由に動き回るようになりました。私一人では、きっと数枚の落 書きをしただけで満足して終わったことでしょう。私のミツバチさんを一緒に育ててくださったLanさんにこの場を借りてお礼を申し上げます。
原山みりん