116. 晩秋の防衛戦(6)

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116. 晩秋の防衛戦(6)

※熱殺のための団塊~門の前では狭過ぎる
ニホンミツバチさんがオオスズメバチに反撃するには、次々に飛びかかって緊密な蜂の塊の中に封じ込めて自分たちの致死温度より若干低い敵の致死温度まで加熱し、熱で殺す。オオスズメバチはそうさせまいと暴れるので、ある程度限られた場所の方が動きを封じるためには都合が良いが、外の狭い発着台では下に転げ落ちられたりして団塊形成が困難。この巣箱では箱の中で戦うのが望ましい。

※突破に時間がかかるので大軍が入って来る
オオスズメバチは侵入のため齧りながらお尻から仲間を集めるフェロモンを出すので、破城に時間がかかるほどに敵が集まって来ることになる。速やかに偵察を撃破して短時間に敵がつけた匂いを除去すれば、放出された化学物質の量そのものが少なく、それが空気に晒されている時間も短いので敵援軍が来る可能性は低く抑えることができる。

いつか見た帝国のように壁が厚ければ侵入をあきらめることもあるが、我らがミツバチさんたちのおうちは安普請のようだ。

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