82. そして雨が

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みつばち漫画みつばちさん:82. そして雨が

表面積に対して体重が軽い上に空気抵抗の大きな翅があるので墜落によるダメージを受けないのは幸いでした。

とはいえ、遠足のつもりで軽い気持ちで出発、寄り道までしていたツケでしょうか。力つきてしまった働き蜂さんの意識が戻るのを待っているうちに、空はもうかなり暗いではありませんか。そして、ああ、なんと雨まで降り出して。

男なのに女の子に荷物を持たせていた雄蜂殿下ですが…「買い物袋のような」蜜胃が小さくて持てないのだから仕方がありません。でも、長距離専門である自分の方が長く飛べるのだから同じペースで飛ばせてはいけないし、ましてや荷物の分の負担があることを失念していたのはまずかったですよね。働き蜂さんも無理して落ちる前に「疲れたよー!」と言えばよかったのに~。でも、突然来るのですよね。虫さんの場合、特に。眠気も、疲労も。

ところで

「虫も寝るの?」

と思っていませんか? 私は思ってました! 寝ます。内勤蜂さんはプラプラしながら昼間も少しずつ眠ったりするので夜の冷暖房業務も可能ですが、外勤蜂さんは夜まとめて寝ることがわかっています。早朝も飛んだのに、遠足…じゃなくて探査のために遠くを指して飛んでいた働き蜂さんの体力が限界に達してしまったようです。

暖かい季節なら、なぜか花の中で夜を明かす蜂さんもいるそうです。ニラたん(うちに通っているキイロスズメバチ)も白ゴーヤにしがみついて寝ていましたし。要するに眠気が「突然来た」ということかもしれませんが。でも今はもう秋。おうちの中は35度でポカポカなのに慣れているというのに、秋の夜は冷えます。体温を保てず動きが鈍くなったところに夜行性の虫でも来たら! 疲労の極に達した働き蜂さんは眠りに落ちたのか、また意識を失ってしまった。どうする殿下!

…こういう煽り文句を自分で書くというのは全くもってテレくさいですが、編集さんと違って全て自分でわかっているので意図と違うことを書かれたり強調されたりする心配がなく楽ではあります。なんだか「ミツバチさんが読めるのは当サイトだけ!」(そりゃそうでしょう)とか書きたくなってきました。

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