鼻ちょうちんのように風船にするのではなく、「口吻に膜状に広げ、下の動きで動かして水分を蒸発させる」そうなので、絵は正確ではないと思いますが、個々のミツバチさんも濃縮を行う、というのが楽しいですよね。
ちなみに打ち水も、空き部屋に撒く他に、同じようにして口で蒸発させることもするんだそうです。
※基礎知識
蜜胃は、クチクラで覆われて開閉自在の弁によって消化せず蜜を貯めておけるミツバチさんの器官。働き蜂さんは体重と同じくらいの重さの蜜まで運べるようにとても大きいです。女王様や雄蜂さんも小さいけどちゃんとあります。
この蜜胃をさして桑原博士が「買い物袋のようなもの」(で消化されない)と書いておられるところに愛情を感じました。