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統計的問題解決入門

覚え書き

ページ数の制限に苦しむ

原稿を書き終えてから気になっていた箇所が色々とあって,それらに手を入れたりしています.書籍という媒体にはページ数という制限があることを今回今更ながらに思い知りました.どこで見切りをつけるのかが悩みどころです.「JMPではじめる統計的問題解決入門」は300ページを少し超えるくらいになりそうですが,栗原伸一(2011),『入門統計学』,オーム社が319ページですからほぼ同じくらいのページ数なので類書の中では標準というところでしょうか. 書籍にはページ数という制限があって,その中で厚い本薄い本いろいろあるわけですが,言語や国によっての違いもあるようです.アメリカに比べて日本の本は比較的薄いように思...
覚え書き

選択の科学

表紙に写っている著者の写真に惹かれるものがあって手にとったのが,シーナ・アイエンガー(2014),『選択の科学』 櫻井祐子訳,文藝春秋です.自信に満ちたその姿はタイトルの「選択の科学」のなせる技なのかもしれません.読んでみて驚いたのは著者のハンディキャップのことばかりでなく,あの有名なジャムの実験の研究者であったことです. 書評ではあまりネタバレしないように心がけていますが,この実験は有名なので簡単にご説明しておきます.ジャムの試食販売で26種類を並べた際には試食客のうち購入したのはたった3パーセントだったものの,6種類しか並べなかった場合は集客は少なかったにもかかわらず30パーセントの客が...
覚え書き

再校中の悩み事など

「JMPではじめる統計的問題解決」は8月の出版を目指して再校に入っていますが,ここにきて悩むこと多々あります.例えば,人名の敬称について.本書では外国人は敬称なしにした一方で,日本人には先生をつけて呼んでいます.これにはいろいろな意見があると思います.学術論文では日本人でも呼び捨てにしたりあるいはローマ字表記にしたりすることが多いのですが.本書のような「ですます体」で書かれた一般書では通常は敬称をつける日本人の名前を呼び捨てにするのは著者,読者双方に引っかかるものがあるのではないでしょうか. 外人にもDr.やMr.をつければ公平かもしれませんが,エジソンをMr.エジソンというのは変です.存命...
覚え書き

ブログ開設

統計的問題解決研究所のブログ開設しました.ブログなのでその時々の雑記なども書いていきますけれど,『JMPではじめる統計的問題解決入門』のサポートブログとして機能させてく予定です.本書に対するご意見や質問以外にも,統計的問題解決に関する相談など ございましたら,記事の一番下にある「Contact to the author」でお気軽にご連絡下さい. ブログタイトルは単純に「統計的問題解決」としたかったのですが,ドメイン名のsps(Statistical Problem Solving )が取られていたので,やむなく「統計的問題解決研究所」としてドメイン名もそれに対応してspslabとした次第で...