コロナ第三波と言われて久しいけど，なかなか歯止めがかからない．実効再生産数も１を切りそうで切らない日々ですね．それでも，東京に限れば，昨日は１を切ってます．またすぐに１を超えると思うけど．この繰り返しで，いわゆるテラスに載っている状況です．そんな中で，個人的にようやく感染拡大に歯止めがかかってきたとも思えるのは，「COVID-19重症者におけるECMO装着数の推移」を見て，なんと久しぶりに０人だったからです．0人は7月29日以来ですよ．
もちろん，東京は0人になったとはいえ，全国では36人とまだまだ多い，でもピークは過ぎています．おそらく東京の感染状況が地方に伝搬するのに時差があるためなのかな．GOTOと関係あるんでしょうね．やっぱり．GOTO政策に批判多いですけど，あれは人間の弱みに付け込んでいるようなのが嫌ですね．人間は持っていたものを失うことを非常に恐れるので，GOTOの権利を放棄するのも恐れます．特に，他人がうまいことやっているのを知ると，その人を攻撃するか（自分が我慢してるんだからお前も我慢しろ），あるいは，我も我もと追従するかのどちらかです．
自分はと言えば，定宿にしてたホテルで，朝食レストランのおばさんと知り合いになったけど，今も元気にされてるんだろうか，とときどき思うので行きたいという気持ちは強い．だけど，今旅行に行っても楽しめないんじゃないかなと思ってます．自分はそう考えるけど，一人あたり2万6千円の税金が使われているから，リスクはあるけど使わなきゃ損だと考える人がいても不思議じゃないし，理解できる．
積極的に高級ホテルを泊まり歩いて，既に50万円はもうけたと豪語してる人がニュースで報道されてたけど，1泊4万円の旅館にその価値があるかというとなんか疑問です．料理はおいしいんでしょうけど．今食べてるもので十分感謝してます．それに早い話，100万円使って50万円戻ってくるってことは，使わなくてもいい50万円を使ってるってことだよね．500円安い野菜を買いに1000円のガソリンを消費して道の駅に行くようなもんでしょうか．1000円じゃすまないか．
因みにGOTO多用する人って，ふるさと納税も積極的に利用している人が多いように思うけど，サラリーマンでも確定申告が必要になる事態はちょっと面倒ですよ．特別控除が50万円あるけど，国税庁によれば
(1) 懸賞や福引きの賞金品(業務に関して受けるものを除きます。)
(2) 競馬や競輪の払戻金（営利を目的とする継続的行為から生じたものを除きます。）
(3) 生命保険の一時金(業務に関して受けるものを除きます。)や損害保険の満期返戻金等
(4) 法人から贈与された金品(業務に関して受けるもの、継続的に受けるものを除きます。)
(5) 遺失物拾得者や埋蔵物発見者の受ける報労金等
ということだから，生命保険の一時金なんてのが今年あれば，50万円超えてしまうかも．注意してください．
とはいえ，やはりGOTOで今まで行けなかった地方に旅行できた人はよかったですね．他にも，コロナ感染で良いことはありました．リモートワークが進んだこと．それと他の感染症が激減したことです．肺炎球菌なんて結構亡くなる人多いから，コロナと差し引き0なんてことになればいいんだけど．既に報道されているように，特に今年のインフルエンザは激減してます．インフルエンザの発生状況についてによれば．今年の第48週分のインフルエンザの発生状況が掲載されてます．
この中に学級閉鎖の状況が掲載されてたから，そのグラフを描いてみようと「PDF読み込みウィザード」で開いてみました．日本語のPDFって画像になってるのが多くて，JMPテーブルにうまく変換できないことが多いんだけど．これは大丈夫だった．それにしても「インフルエンザ様」の疾患発生状況と読めてしまって，何ゆえ様付けするのかいぶかってしまった．一つだけ「PDF読み込みウィザード」のTipsをお伝えすると，デフォルトでこの図のように罫線が分離できていない場合があります．こういうときは，どこか（この例では左端）をドラッグして範囲を拡大するとうまくいくことがあるのでお試しを．
この例では，うまくJMPテーブルに変換できたけど，データをみたらほとんど０ではないですか．日本全国で北海道と福岡だけって，この時期としては異常だよね．これじゃ，グラフ書く意味もない．今日の教訓．「グラフ描く，その前に数値見よ．」失礼しました．．．
今日は忙しいのでこれにて．
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