戦局に合わせて曲が変わる。いいよね。このトレンドがいつ始まったかというと、初めて意識したのはトワプリのボス戦だろうか。
ゼルダのボスは、特定の手続きを踏んで弱点を露出させないと攻撃を受け付けない。その「攻撃可能状態」に入ると、それまでのボスのテーマが、やや調子に乗ったフィールドのテーマに変わり、「はい、殴っていいよ!」とユーザーにそれとなく知らせる心憎い演出だ。
ワンダにもそれがあることにすぐ気がついた。ボスによっていつも同じ曲ではないが、だいたい数種類のボスのテーマ、緊迫した戦況、ワンダ優勢、くらいがあったように思う。せっかく滑空する翼竜の頭に飛び付いて、必死でしがみつきながら急所を目指して緊迫しているのに、不注意から振り落とされ、静かなテーマに戻った時の絶望よ。
下↓の漫画に描いた「ワンダ優勢」は9番の温泉カメ、2番の牛、6番のヒゲなどでかかる曲。このメロディーが「登ってちょーだい」だ。いずれも巨像の中でも巨体で「登っていく」感じなのは偶然ではあるまい。まあ、このゲームは大体毛深いところを登って何とかするゲームだけどね。
お手許にワンダをお持ちなら、ぜひ久しぶりに登りながら、できればご愛唱いただきたい。
トリコの場合はもっとすごくて、というのは長くなるので、またいずれ。
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