僕とサブローちゃんが統計の本になりました!

家庭内留学としてのドラゴンエイジ:インクイジション[漫画]

10周以上遊んで全職業全種族プレイはもちろんのこと教皇擁立に暗躍し、口説けない相手までも口説き、単独ドラゴンハントや素材収集まで遊び尽くしたようで、いまだに知らないことが起きて驚かされるドラゴンエイジ・インクイジション(以下DAI)。ゼルダのような一本道ゲームでも何度も遊ぶ僕にとっては毎回がアプデ後のようで飽きません。

戦闘も安全で強いローグ(弓。ダガーは逆にプロ向け)でクールダウン待ち→魔導師でクールダウン管理→近接剣盾で壁→近接大剣で前進防御、と進化して今が一番楽しいです。いつかダガーもできるようになるでしょうか。

せっかくなので英語字幕にしてみました。すると、意外と聞き取れます。話や用語が頭に入っていることや、声優さん達の話し方に慣れてきたせいもあるでしょうが、1周目とは比べものにならないほど意味が分かることに驚かされます(当社比)。

「海外の映画やドラマを垂れ流しておけば英語が喋れるようになる!」と言う人がいます。もちろん間違ってはいないでしょう。でも受け身ですからね。効果が出るまでに数ヶ月、下手すれば数年かかります。ボーッとしていたら意味がわからないままだし、つい飽きてゲームやりたくなったり…。そう、そこでゲームです!

外国に行ってしまえば話せるようになる、とは、真実だと思いますが、なぜでしょう。通じなければ食事にもありつけず電車も乗れずで必死になるので上達も早いということではありませんか。その点、会話によって分岐が大きく分かれるこのゲームは英語教材として最適ではないでしょうか。ヘンテコな答えを返して面倒なことになるとずっと困るので必死になります。「聞き取れるかな?」ではなくドツボがイヤなら「聞くしかない」のです。この必死さは一本道作品や放置しておいても大団円を迎える映画では決して得られないものです。

そしてゲームの舞台となっている動乱の世では雑多な登場人物が実に雑多な英語を話すので、いろいろな訛りにも慣れてくるのが、普通の英語教材にはない強みだと思います。最初の頃は訛りがキツイと耳が受け入れを拒否してしまうような強い抵抗感がありましたが、そのうち慢性化して緊張しなくなってきます。

単なる英語教材ではなく「留学」とまで書いたのは、上記リアルな訛りの他、信仰といった日本人にとってはお尻がムズムズして逃げ出したくなるようなデリケートな話題とそのかわし方や、いろいろな人種の人とサシで話す緊張や、日本では遅れているLGBT問題などと継続的に「接する」ことによって、そうした欧米の(カナダの?)社会に飛び込むと受ける洗礼を、少しばかり予習できるようにも感じたからです。

しかも、聞くだけではありません。何周もしていると、よく聞く表現は口をついて出るようになったりします。「報告があります」「何?」という会話はキャンプで何度も何度も聞かされるし、いつも人から情報を引き出しているので”What is it?”と”I’d like to know more about…”だけはネイティブ並みになってきた気がします。ネイティブだって子供が親の真似をしながら覚えていくのですから、自然なことですよね。

他に真似できるのは獅子の地で聞かされる「助けてくれー!あの変なモノにされてしまう!」「頼む、出してくれー!」「鍵を壊してくれー!」という囚われた村民の訴えなので使いどころが難しそうですが、重要なのは読むのが追いつかなくなって英語で頭が充満した結果、それが自分の口から出ることに対する抵抗が無くなる、ということではないでしょうか。ゲームをやっているとウザいボスの口真似とか普通にしますよね。それと同じなので「え・英語を話しちゃうよ!」という変な気負いや気恥ずかしさのようなものを感じる前に障害を飛び越えてしまうようです。

コロナで暇だからとゲームばかりやって気が引けていましたが、思わぬ言い訳効果で、まさに棚ボタ。これからはさらに開き直って堂々と遊び倒せそうです。だって勉強ですからね!ADIは自己投資!これで616円とかお買い得すぎて申し訳なくなってきました。

開き直った結果家族に「じゃあ何か喋ってみて」と突っ込まれたら?そこで「頼む、出してくれー!」です!外に叩き出されそうですが。

家庭内留学としてのドラゴンエイジ:インクイジション(漫画)

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