僕とサブローちゃんが統計の本になりました!

水晶山のケチケチトラップ[ホロウナイト漫画日記]

ルマバエのランタン1800ジオ。高い。200ジオのコンパスを買うのにもヒーヒー言ってる最序盤からこの値段で陳列されているから恐れ入る。街のじーちゃんが、店主の「がめつさ」について忠告してくれていたもんね。

ランタンを買うと暗いエリアで手元が光っていい感じなんだけど、もしかして、それだけ?もしかして、無くてもそれなりに見える?もしかしてジオの亡者スライに騙されてる?

ってことで、敢えての無灯火運転で行ってみた、水晶山に。結果は漫画の通り。昔のゲームのように「真っ暗だ!進めない」と追い返されることはないので、暗くても手探りで進むことはできる。安全な道なら、それでもいい。だが、現実は甘くない。トゲだらけの障害コースでも容赦なく暗黒なのだった。安息の地への道のりは、そう長くはなく、何度も通って大体の足場の位置は覚えていると思っていたけど、まるでダメ。

それでは、と、ランタンを買いに行こうと思えば、出られない。ケチって交差路から鉱山に入る有料入り口を開けていないからだ。いつも鉱山から出る時は安息の地に落ちるか、ずっと後にスーパーダッシュを取って飛び出すかの二択だったから使わなかったんだよ、この入り口。途中で出入りするためにあるんだな。無駄を省いたと思ったのに。入る時は破壊のダイブを使ってかなりの高さから落ちたため、二段ジャンプなしでは戻れない。

詰んだ、と思った。データを消して出直すしかない、と。最初からやり直すのは好きだけど、これからって時にやり直すのは、さすがにヤダ。だから、サブローちゃんの案に乗っかってスーパーダッシュを目指す方針に切り替えた。かなりの遠回り。いつも2段階まで釘を強化して通る場所なので敵がいちいち硬くてつらい。やっつけたと思って攻撃を止めると反撃されていたりする。

途中で真っ暗になる場所があったら終了だ。それまでの苦労は水の泡。かなりハラハラしたが、結局水晶の心臓に至るまで、暗黒地帯は存在しなかった。ついにスーパーダッシュを手にした時、水晶のエンジンの鼓動に同期するように胸が高鳴り、本当に嬉しかった。

ホロウナイトはオープンワールドなのだから、攻略の順序もルートもユーザーに委ねられている。表向きはそのはずでも制約が多くて事実上1本道のゲームが珍しくない中で、今回のようにデタラメなことをやってもゲームの進行に問題がないことに改めて感動した。初期にはバグもいろいろとあったらしいが、開発者とユーザー、投資者さえもが一部重複しあうほどの近さにあったのが良い方向に作用して、バグその他の不具合は早めに摘み取られているようだ。

しかし、実際に安息の地に行くより先に水晶の心臓を回収してみると、釘の強さが必要なのはボスのエゴイ虫くらいのものだとわかった。高価なランタンが必要ないこと、ボスはスルーしても問題ないことを考えると、水晶山の想定された攻略順序は実は心臓(スーパーダッシュ)が先なのかもしれない。

だが、スーパーダッシュを取ったらその足で風鳴りの崖に行ってグリムを呼んだり、ささやきの根のエッセンスを回収したり、ジョニの祝福をもらったり(要ランタン)と、ついでにやりたいことがたくさんある。無駄を省きたいなら、安息の地を先に訪れて釘の強化はともかく、夢見の釘を入手しておくのがよさそうだ。

駅に向かういつもの道をちょっと変えてみるだけでも新鮮な発見があるように、いつものルートをちょっと外れるだけで、実にアツい冒険となった。釘の弱さを腕でカバーするパワールート、とにかくジオを貯めて壊れぬ力の最短入手を目指すゴリ押しルート、スロット拡大を最優先にして七色のチャームで攻めるチャームマスターコースなど、自分なりのテーマを決めて周回するとオープンワールドならではの自由さを満喫できる。かなり変なことをしても破綻しないとわかったので、ますます無茶できそうで楽しみだ。

水晶山のケチケチトラップ(漫画)
1800ジオはダテではなかったようです…

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