69. 毒の花

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みつばち漫画みつばちさん:69. 毒の花

虫に頼らず風で授粉を行う風媒花なら花粉を持ち去られたくないかもしれませんが、一般によく目立つ美しい花は蜜の用意があるから花粉を運んで欲しいというサインです。

蜂より蝶に来て欲しい花もあり、そういう花は蜂には吸いにくい/吸えない形状に進化していたりしますし、ミツバチさんが食べたら命にかかわる毒の蜜を出す花もありますが、我らが働き蜂さんは知らない花からは花粉を集めていないと言っているため、雄蜂殿下はこれまで協力関係にあった花が突然毒に花粉を持つようになった可能性を検討し、否定しています。

花のせいでないなら、どうして子供達のお腹が悪くなったのでしょうか。花に着せられた汚名を晴らすため、立ち上がった働き蜂さんと雄蜂殿下! 続く。

※盗蜜とは、花が花粉媒介の報酬として用意している蜜を、正規の手順を踏まず、従って花粉を運ばずに蜜だけ得ること。花に穴を開けたり、破壊したり、長い舌で蜜だけ吸ったりなど、いろいろ手段はあります。ミツバチさんは盗みません。でも、ハナバチさんが開けた穴があったりすると、ちゃっかりもらったりはするそうです。だって、ミツバチさんには、それがいけない穴だとはわかりませんから! なぜ吸うのか、そこに蜜があるからだ! 以上。

以前西洋ミツバチが押し掛けて蜜を盗んで行ったことがありますが(24. 白昼強盗)、蜂の蜂による蜂相手の蜜泥棒は「盗蜂」として盗蜜とは区別されています。蜂を盗んでいくわけでもないのにね~。でもそんなこと言ったら「盗人」も人を攫っていくわけでもないのでした。

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