127. 晩秋の防衛戦(17)

127. 晩秋の防衛戦(17)
127. 晩秋の防衛戦(17)

太古より人間がミツバチさんに近づく時は、その多くは蜜目当て。そして原始的な養蜂では巣板ごと蜜も幼虫も蛹も取り上げて、おとなは焼き殺してしまうのでした。今の日本にも、さすがに少ないですが、その伝統を守る地方はあります。このケースでは廃業するから、らしいですが。

ハウス栽培の作物の授粉のために売られている西洋ミツバチさんは、用が済んだら「焼却処分」するようにお上が指導していることはあまり知られていませんよね。そのへんが改善されない限り嗜好品のイチゴやメロンは生涯食べられなくてもいいや。

外付け巣箱その他の方法で残酷なことをしていないハウス農家さんもいるので、そういう農家さんからは応援するためにむしろ買いたいですが、区別がつかないですから困ります。パッケージに書いておいてほしいです。

さて、皮肉にも宿敵オオスズメバチの怒りの反撃によって火あぶりの危機を当面は免れたミツバチさんたち。しかし依然として閉じ込められたまま。急に避難したのでお腹はほぼ空、じっと待っても餓死か、戻って来た人間に焼かれるか(ミツバチさんたちは焼かれる可能性についてはわかっていませんが)。渾身のエクソダスを試みるしかなさそうです。

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