とりあえずの危機は脱したようです。が、そうです、オオスズメバチの群れは一つではありません。寒さが本格化し、オオスズメバチが活動を停止するまでミツバチさんは安心できません。
できる限りの助言をくれて去って行く女兵士も来年のために繁殖個体である雄蜂と新しい女王を育てたら役目は終わり、春の息吹を見るのはかなわぬ定め。暖房によって冬眠せずに全員で冬を乗り切るミツバチさんの暮らしは本当に驚異的です。強敵の熊でさえ寒さにはかなわず冬ごもりをするというのに。
※タンパク質はキイロスズメバチで
人間からすればミツバチさんよりキイロスズメバチの方が怖いですが、オオスズメバチから見れば下位のスズメバチはニホンミツバチよりも犠牲が出ないし筋肉も多いしで、むしろカモなのですね。
※無防備な外来種…西洋ミツバチは進化の過程でスズメバチという天敵がいなかったため、対抗策を身につけておらず、攻められると隊列を組んで一匹ずつ突撃し、玉砕してしまいます。西洋ミツバチが日本では人間の保護が必須であるのは一つにはこのためです。