104. ハーブ天国(2)

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104. ハーブ天国(2)

ハーブ蜜は個性的なものが多いようですが、外国では人気があるそうです。ミント蜜なんて美味しそう~。

セイヨウオオマルのオバチャンは、ハウス授粉用に輸入されたものが野生化しています。勝手に連れてこられたオバチャンには罪はありませんが、舌が短いけど鋭いので届かないものは穴をあけて盗蜜してしまい、当然その花は授粉されないことになり、授粉がなされない問題にも蜜源が足りない問題にもダブルパンチ。

人間のすることに100%は無いのだから、絶対逃がしてしまうに決まってるのにねえ…。

ちゃっかりしたミツバチさんの中には、こうした経験から自ら穴をあけて盗蜜することを学習してしまう個体もあるとか。ただ、同じ位置には固くて舌が通らないのでもう少し柔らかいところに刺すそうです。

うちに来るトラマルハナバチさん一家も女王様はある日ホトトギスから盗むことを覚えてしまいましたが、交代で来るようになったお嬢さんたちはキチンと正面から吸っていました。採蜜のテクニックは個々の学習に依るところが大きいということがよくわかります。

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