一緒にいるのが好きな理由「なんかどうでもいい」と言い切る働きバチさんに、それは愚問だったようです。
「気が合うけど家族じゃない」より「家族じゃないけど気が合う!」ですよね!
もはや立ち上がった卵を確認することはできませんが、現時点で殿下が西洋ミツバチである動かぬ証拠といえば、これ。後翅の翅脈のパターン。きれいに分岐しているのが日本ミツバチ、二股には見えないのが西洋ミツバチです。
普通は同定したい蜂さんといえば訪花中の働き蜂さんであろうためか、写真が多いためか、必ず働き蜂さん同士を比べている図になっています。なので、私も最近まで働き蜂さんだけの特徴だと思っていました。女王様も雄蜂さんも同じだそうです。
※基礎知識
雄蜂さんは翅繕いしてもらうことはあっても、することは無いそうです。顎(用途としては歯)も小さくて実用的ではないし燃費も悪いから、効率を重んじるミツバチ社会としては、最適な選択ということでしょうか。
「する」ことの証明は簡単でも「しない」証明は難しいと思うのですが。
蜜を巣房から直接自分で取ることも以前は「しない」と言われていましたが、「している」ことが報告されているので、今後に期待したいところです。
西洋ミツバチさん同士の翅繕いも、「ほとんどしない」と言われていましたが、今はバラつきがあって割とする群れもあることがわかっていますよね。それでも日本ミツバチさんに比べたら少ないことには変わりないようですが。
もうちょっとカメラをまわしておけば、この後殿下がちゃんと交代してお返しの翅繕いをしてあげたかどうかわかったのですが。